渋谷駅「本家しぶそば」の「冷やしちくわ天そば」

 鉄道会社系の立ち食いそば店(駅そば)は数あるが、そのうち東急系の「しぶそば」は、駅そばに興味があるなら一度は食べるべき、注目のひとつだと思う。

 特に、渋谷駅の「本家しぶそば」。まず、入口にあるレジで入店時に注文すると、同時にレジ担当者が「か~き~あ~げ~」といったように、独特の節をつけて発声。注文内容が、マイクを通して厨房に伝わる。

 そして客がカウンターや席に行くと、間髪入れず、注文の品がそこへ運ばれてくるのだ。

渋谷駅の「本家しぶそば」

渋谷駅の「本家しぶそば」

 客の注文と同時に厨房へ連絡が行くシステムで、素早く料理を用意。そして、特に番号札や指定される席はないにもかかわらず(レシートぐらい)、誰が何を注文しどこに座ったか、店員がチェックしており、“自動的”に運ばれてくる。「席に着くや否や」としても過言ではないレベルで。

 しかし、その様子をよくよく見ていると、違和感があった。早すぎる。なんと、レジで店員と客がやりとりしている段階――独特の節で「か~き~あ~げ~」などとレジ係に伝えられる前に、厨房は動き始めていた。

渋谷駅「本家しぶそば」の「冷やしちくわ天そば」

渋谷駅「本家しぶそば」の「冷やしちくわ天そば」

 今回、私は「冷やしちくわ天そば」(税込み510円)を注文。おそらく茹で置きながらコシのあるそば、甘いちくわ。特に冷やしは、そばが締まって、よりのどごしがいい感じ。つゆの甘味もより鋭く。そばは生麺だという。

 ちなみに、この渋谷駅「本家しぶそば」のポイントとしては、立ち食い駅そば店なのに下膳も“自動的”なことも挙げられる。食器をテーブルに置いたまま、店を出る。上げ膳据え膳。

[2020年6月訪問]

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