JR逗子駅「大船軒」の駅弁「大船軒サンドヰッチ」 鎌倉ハムと辛子

20%引きだった駅弁

JR逗子駅の改札を通ろうとしたとき、近くにある大船軒の駅弁売店に「20% OFF」の掲示があるのに気づく。このときは17時すぎだったが、遅い時間になってくるとたまに、駅弁でも割引販売をしている店がある。

日本初のサンドイッチ駅弁

JR逗子駅「大船軒」の「大船軒サンドヰッチ」

JR逗子駅「大船軒」の「大船軒サンドヰッチ」

購入したのは「大船軒サンドヰッチ」。レシートには「大船軒サンドイッチ」とあるが、パッケージと貼付の製品名シールは「ヰ」を使用。この文字もパッケージデザインも、1899(明治32)年に日本で初めて発売されたサンドイッチの駅弁らしいものだ。530円を、20%引きの424円で購入。

湿気を防ぐためだろうか、箱を空けて大きなビニールをかき分けると、中にはハムが4つ、チーズが2つ、合計6つのサンドイッチが、昔ながらのお手拭きとともに入っていた。

鎌倉ハムを使用 少し厚め

JR逗子駅「大船軒」の「大船軒サンドヰッチ」

JR逗子駅「大船軒」の「大船軒サンドヰッチ」

ハムサンドは、地元の鎌倉ハムが少し厚めに切られており、存在感がある。大船軒のサンドイッチは当初、輸入ハムを使っていたが、生産に追いつかなくなったため、大船軒から独立する形で1900(明治33)年に鎌倉ハム富岡商会が設立されたという。

なにやら感じる程度の辛子もいい。パンをめくってみると、マスタードの粒がちらほら。これでお酒にも合う。チーズサンドは、そんなハムサンドとコントラストになっている。味変的にも、箸休め的にも。

製造者の表示はJR東日本クロスステーションになっているが、「イ」が「ヰ」であったり、商品名が「サンドヰッチ」ではなく「大船軒サンドヰッチ」であったり、つくられてきた長年の歴史と、守られてきた味、それに対する思いを感じる駅弁だ。

[2021年6月購入]