JR甲府駅近「丸政」の「山賊揚げ・元祖野沢菜天うどん」 薫る信州

駅弁で知られる「丸政」の駅そば

「元気甲斐」「高原野菜とカツの弁当」といった駅弁で知られる、中央本線小淵沢駅の丸政。駅そば店も運営しており、駅弁に負けず劣らず、なかなかに個性的な品をそろえている。

JR甲府駅では、北口のペデストリアンデッキを降りたところにあり、「驛前そば」と掲げていた。

甲府駅近の「丸政」

甲府駅近の「丸政」

天ぷら以外もある「丸政」

店内に入ると、天ぷらが並んだ棚がある。讃岐うどん店のような、麺を注文してから天ぷらをセルフで取り、お会計をするスタイルだ。

ただ、ここには天ぷら以外の揚げ物も並んでいて、またそれがとても魅力的。「山賊揚げ」――ニンニクの効いた醤油ダレに鶏肉を漬け、揚げたもので、中央本線沿線の長野県塩尻市などで郷土料理として親しまれている――も用意されている。

「山賊揚げ」は150円。100円の「ハーフ」も用意されており、つまりそれだけ大きいのもポイントだ。

さて店内に入り、棚に並んでいた「元祖野沢菜天」100円も気になってしまった結果、「かけうどん」330円がヘビー級に進化して登場した。温かい麺は大盛り無料でさらに進化が可能だったが、弱気な私はノーマルで。

甲府駅近「丸政」の「山賊揚げ」「元祖野沢菜天」トッピングの「かけうどん」

甲府駅近「丸政」の「山賊揚げ」「元祖野沢菜天」トッピングの「かけうどん」

まず、初めての「元祖野沢菜天」。コンブの甘みがまろやかなつゆに、野沢菜の酸味がいいアクセントになっている。かき揚げをバラしてつゆにまぶすと、その酸味とあぶら、甘みがひとつの調和を見せる。普通の野菜かき揚げに野沢菜を混ぜてもおいしいかも。

「山賊揚げ」は破格

甲府駅近「丸政」の「山賊揚げ」「元祖野沢菜天」トッピングの「かけうどん」

甲府駅近「丸政」の「山賊揚げ」「元祖野沢菜天」トッピングの「かけうどん」

そして、ハーフではない「山賊揚げ」。つゆにひたっていないところは、サクッとしょうゆとニンニクが効いた味わい。ひたっているところは、しっとり濃厚。鶏肉自体にも味が染みている。この味、このサイズで150円は破格だ。

つゆは先述の通り、甘めでトゲのない感じだが、だからこそ「元祖野沢菜天」の酸味、「山賊揚げ」のニンニクしょうゆに合うのかもしれない。

実はこの日、昼食をとる時間がなさそうだったので、朝食をこのヘビー級にした。夕方までずっと、ボディブローが効いていた。

[2021年5月訪問]