JR学研都市線とその駅、列車、沿線などについて、鉄道ライターの恵 知仁が個人的な経験に基づき、ご紹介します。何かのお役に立てましたら幸いです。
内容は正確を期すよう努めていますが、記憶違いが紛れているかもしれません。写真はトリミングしている場合、現在とは異なる社会的状況で撮影された場合があります。
路線の概要
- 区間・距離・鉄道会社
- 木津~京橋、44.8km、JR西日本
- 駅
- 木津、西木津、祝園、下狛、JR三山木、同志社前、京田辺、大住、松井山手、長尾、藤阪、津田、河内磐船、星田、寝屋川公園、忍ヶ丘、四条畷、野崎、住道、鴻池新田、徳庵、放出、鴫野、京橋
- 補足事項
- 「学研都市線」は、片町線の愛称です。
列車
普通列車(キハ58系)
1987年(昭和62年)4月1日に分割民営化で国鉄からJR西日本になり、1988年(昭和63年)3月13日から、「学研都市線」の愛称が使われ始めた片町線。
当時の学研都市線は途中の長尾駅で、列車の運行が完全に分断されていました。木津~長尾間は非電化だったからです。
その学研都市線の非電化区間が1989年(平成元年)3月11日に電化されることになり、その前の1月、埼玉県で中学生をしていた私は、同線を訪れました。
木津駅1番線に停車しているキハ58系、その上には架線がありますね。奈良線はすでに電化されていたため、その時点ですでに、架線があったのかもしれませんが。
なお、学研都市線の木津~長尾間と同じ1989年(平成元年)3月11日、大和路線(関西本線)の加茂~木津間も電化されています。
さて、このとき訪れた学研都市線の写真、この1枚しかありません……。いまは無き学研都市線の終点、片町駅まで行ったので、いま思えばいろいろ撮っておけばよかったのですが、当時はフィルムカメラだったため、「シャッターを押す=課金する」に近い感じ。特に中学生にとって、フィルム代、現像代は悩みの種でした。
そうなると、やはり車両へ――目立つ車両へ特にカメラが向き、生活路線の一般車両や、スナップ的な駅や路線の写真は、どうしても少なくなってしまいます。
埼玉県の中学生にとって学研都市線、事前にそのイメージがまったく沸かず、地味な印象だったこともあり(失礼)、頭の中の撮影モードがオフになっていたようです。乗った思い出も、片町駅の記憶が少し残っているぐらいで……。