【購入レビュー】ブラザー A3プリンター複合機「MFC-J6983CDW」

4.0
レビュー
この記事は広告を掲載しています
記事執筆者

鉄道、乗り物、旅行に関する取材、記事制作などを行っています。鉄道ライター、乗り物ライター。日本の鉄道はJR、私鉄とも完乗。東京都在住。子鉄の父。

ブラザーのA3プリンター複合機「プリビオ MFC-J6983CDW」を実際に購入し、使ってみました。はたして「買ってよかった」と思えたでしょうか。鉄道ライターの恵 知仁が、感じたことを素直にレビューします。

価格の表記は、原則としてすべて税込みです。

ブラザー工業 A3プリンター複合機「MFC-J6983CDW」(画像:Amazon)
ブラザー工業 A3プリンター複合機「MFC-J6983CDW」(画像:Amazon)

スペック・購入価格

ブラザーのA3プリンター複合機「プリビオ MFC-J6983CDW」をレビューするにあたり、まず商品の基本的な情報、スペックを以下にまとめます。

私の購入日は2024年7月21日、購入場所はAmazon、購入価格は3万3534円です。

商品の発売日2019年2月上旬
価格オープン価格(予想実売価格5万7500円前後)
サイズ575×477×375mm(突起部を除く)
重量約23.4kg
用紙サイズ最大297×420mm(A3)
稼働音約50dBA
印刷方式カラーインクジェット
インクカートリッジ4色独立カートリッジ方式
ADF枚数最大50枚
給紙トレイトレイ1、トレイ2とも最大250枚
インターフェイスUSB2.0、有線LAN(10Base-T/100Base-TX)、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)
プリント速度(A4)カラー片面:約20ipm、カラー両面:約11ipm、モノクロ片面:約22ipm、モノクロ両面:約12ipm
プリント解像度最大1200×4800dpi
最大光学解像度(スキャン)1200dpi(主走査)×2400dpi(副走査)
ソフトウェア補間最大解像度(スキャン)19200dpi(主走査)×19200dpi(副走査)
カラー階調(スキャン)入力:48ビット、出力:24ビット
スキャン速度最速2.7秒

現在の販売価格

ブラザーのA3プリンター複合機「プリビオ MFC-J6983CDW」は、オープン価格です。2019年2月上旬の発売時、予想実売価格は5万7500円でした。

Amazonでは、この記事を制作している2025年7月3日(木)現在、過去価格3万7591円が14%引き、3万2435円(648ポイント付与)で販売されています(送料無料)。

私はブラザー「MFC-J6983CDW」を買うにあたって、いろいろなオンラインショッピングサイトをチェックしましたが、Amazonが最安値な印象でした。ポイント還元されるほか、ポイントアップなどのキャンペーンが開催されていることもありますしね。

そのため最新の価格はまず、Amazonでチェックすることをおすすめします。私もAmazonで購入しました。

使用レビュー

買ってよかった?

4.0

ブラザーのA3プリンター複合機「プリビオ MFC-J6983CDW」を買ってよかったかどうかについて、結論からいうと、「買ってよかった(普通に満足)」と思っています。

レビューの基準

  • ★3:可もなく不可もなく
  • ★3.5:どちらかといえば買ってよかった
  • ★4:買ってよかった(普通に満足)
  • ★4.5:買ってよかった(かなり満足)
  • ★5:買ってよかった(大満足)

なぜそう思ったか

ブラザーのA3プリンター複合機「プリビオ MFC-J6983CDW」購入の動機は、10年以上使っていたHPの古いA4プリンター複合機「Officejet Pro 8600 Plus」の代替えと、子供の学習です。

個人的にはA4までの対応で問題ないのですが、子供が今後、中学受験も視野に入れて勉強していく場合、テストの復習などでA3対応の複合機があると便利とのことで、「A3対応」「両面コピー可能」「ADF(自動原稿送り装置)搭載」の機種を探しました。

また、よく使うA4用紙と、ときどき使うA3用紙を楽に使い分けられるよう、「用紙トレーが2つ以上」も条件に入れました。

これら条件を満たす機種は、いくつもありました。

そうしたなか、このブラザー「プリビオ MFC-J6983CDW」を購入したおもな理由は、同様のプリンター複合機のなかで安かったことです。

ブラザー「プリビオ MFC-J6983CDW」は廉価タイプの機種で、安いなりの部分もあると思いますが、文字メインの一般的な書類、子供のテスト用紙といった学習用の書類をモノクロで、手軽に印刷できればよかったので、まあ十分だろうと。

A3用紙が入ったトレイを指定し「MFC-J6983CDW」で自動両面コピー
A3用紙が入ったトレイを指定し「MFC-J6983CDW」で自動両面コピー

それら要求を満たし、特に問題なく使えていることから、ブラザー「プリビオ MFC-J6983CDW」には満足です。

子供がテストを受けたあと、その冊子を分解し、ADFにセット。等倍のA3、両面でコピーしたものを冊子にして、テストの復習に使っていますが、スムーズにこの作業を行えています。

また動作部分が多く、使用にあたって消耗品があるプリンターは、故障や耐久性も心配点ですが、このブラザー「プリビオ MFC-J6983CDW」は購入当時、すでに発売から5年が経過。

「この長い販売期間は、動作が安定しているからでは?」と思ったのも、購入理由のひとつです。そのあいだに内容が改善、熟成されている可能性がありますし。

満足しているところ

ブラザーのA3プリンター複合機「プリビオ MFC-J6983CDW」については、全体的に満足しています。

給紙、排紙が詰まることもなく、印刷品質も問題なく、私の業務、子供の学習に役立っています。ADFも、原稿をほぐして、紙の折り目を気にしてやれば、きちんと1枚ずつ送ってくれています。

インクは純正品を使っています。

純正インクを使うと、ブラザーオンラインでポイントがたまるのもいいですね。私は最初の1年で、470ポイント(470円相当)がたまりました。初回登録300ポイントが大きいので、今後はそれほど増えないとは思いますが。

ただ、気になる点がないかというと、そういうわけではありません。

模試の冊子を「MFC-J6983CDW」で複製
模試の冊子を「MFC-J6983CDW」で複製

不満なところ

ブラザーのA3プリンター複合機「プリビオ MFC-J6983CDW」について、不満なところもあります。

まず、そのサイズ。大きくて重いです。購入は、置き場所をよく考えてからがオススメです。

次にデザイン。良くも悪くもオフィス機器チックで、素朴です。

そして動作音。静かではないです。

ただこれらは、あらかじめ分かっていたこと。それに「廉価タイプの機種」ということを考えれば、こんなもんだよな、それらを我慢できるならコスパいいかも、と思える範囲です。

インクの消耗については、長持ちする印象はないですし、純正インクも安くはありませんが、まあ、こんなものでしょう。

写真の印刷は、していないのでわかりません。

「MFC-J6983CDW」で複数枚のA3原稿を自動両面コピー
「MFC-J6983CDW」で複数枚のA3原稿を自動両面コピー

【追記】実際に1年使ってみて

ブラザーのA3プリンター複合機「プリビオ MFC-J6983CDW」を、実際に1年ほど使ってみてのレビューを追記します(2025年7月3日追記)。

まず、不具合について。これは何も発生していません。

次に、劣化について。厳密には何かしら発生しているでしょうが、使っていて感じることは、特にありません。

突然動き出して、びっくりすることはありますが(自動クリーニングの作動で)。

3万円少々で、かんたんにA3両面コピーができて、いい時代になったなぁと思っています。

「大阪・関西万博」へ行くにあたって、その公式マップを、パソコンからブラザー「プリビオ MFC-J6983CDW」を使い、A3用紙4枚に拡大する形で印刷。それをつなぎ合わせて製作したA1サイズの見やすい折りたたみ地図は、パビリオン見学に役立ちました。

「MFC-J6983CDW」で印刷したA1サイズの大阪・関西万博マップ
「MFC-J6983CDW」で印刷したA1サイズの大阪・関西万博マップ