JR東海区間の関西本線(名古屋~亀山)とその駅、列車、沿線などについて、鉄道ライターの恵 知仁が個人的な経験に基づき、ご紹介します。何かのお役に立てましたら幸いです。
内容は正確を期すよう努めていますが、記憶違いが紛れているかもしれません。写真はトリミングしている場合、現在とは異なる社会的状況で撮影された場合があります。
路線の概要
- 区間・距離・鉄道会社
- 名古屋~亀山、59.9km、JR東海
- 駅
- 名古屋、八田、春田、蟹江、永和、弥富、長島、桑名、朝日、富田、富田浜、四日市、南四日市、河原田、河曲、加佐登、井田川、亀山
- 補足事項
- 関西本線は、名古屋~JR難波間を結んでいます。亀山~JR難波間は、JR西日本の管轄です。
列車
リゾートライナー
1980年代、全国で多数のジョイフルトレインが登場しました。市販の時刻表に載らない団体専用臨時列車として運転されることが多かったため、鉄道趣味雑誌『鉄道ダイヤ情報』などに掲載されていた運転情報をもとに、埼玉の中学生だった私は追いかけたものです。
ただ、掲載されている運転情報はざっくりしていて、推測した時刻が外れて予定が狂ったり、ウヤ(運休)になって時間を無駄にしたり、あるあるでした。
そうしたなか1989年(昭和64年)1月、旅先で撮れそうな団体専用臨時列車を誌面で見つけ、旅程に組み込んで、目論見通り撮れた写真です。
関西本線の桑名駅に停車する、JR東海「リゾートライナー」の団体専用臨時列車。キハ80系特急形ディーゼルカーを改造し、1988年(昭和63年)に登場しました。いま見ると、JR東海の車両にしてはオレンジの存在感が少し弱い感じがします。
この「リゾートライナー」は桑名駅で長く停車していたため、その目的地である名古屋駅へ普通列車で先回り。
名古屋駅で、物珍しそうに見られている「リゾートライナー」。ホームの発車案内はパタパタで、隣の12番線には165系、新幹線ホームには100系が停車中です。
この時代のジョイフルトレイン、撮影はしばしばできましたが、ほとんど乗車できなかったのが残念です。子どもの財力では……。