この記事は広告を掲載しています

JR琵琶湖線

JR琵琶湖線とその駅、列車、沿線などについて、鉄道ライターの恵 知仁が個人的な経験に基づき、ご紹介します。何かのお役に立てましたら幸いです。

内容は正確を期すよう努めていますが、記憶違いが紛れているかもしれません。写真はトリミングしている場合、現在とは異なる社会的状況で撮影された場合があります。

路線の概要

区間・距離・鉄道会社
長浜~京都、75.4km、JR西日本
長浜、田村、坂田、米原、彦根、南彦根、河瀬、稲枝、能登川、安土、近江八幡、篠原、野洲、守山、栗東、草津、南草津、瀬田、石山、膳所、大津、山科、京都
補足事項
「JR琵琶湖線」は、東京~神戸間を結ぶ東海道本線のうち米原~京都間と、米原~敦賀間を結ぶ北陸本線のうち米原~長浜間の愛称です。
米原駅で増結するJR琵琶湖線の新快速(2011年10月、恵 知仁撮影)

米原駅で増結するJR琵琶湖線の新快速(2011年10月、恵 知仁撮影)

米原駅

「何かと切り替えの駅」というイメージです。米原駅は。自分に対しても切り替えをします。

「青春18きっぷ」で東から普通列車を乗り継いできたら、米原駅で乗り換えです。

静岡県東部の函南駅からおよそ330kmも続いていたオレンジ色の駅名標が、ここで青色になります。

ふたつの色が交わるJR琵琶湖線の米原駅(2011年10月、恵 知仁撮影)

ふたつの色が交わるJR琵琶湖線の米原駅(2011年10月、恵 知仁撮影)

そのように、米原駅でJR東海エリアからJR西日本エリアに変わり、車両も変わります。

昔は米原駅を挟んで、国鉄形の113系や117系など同じ形式同士の乗り継ぎになったり、「大垣夜行」から大垣駅で接続する列車が西明石駅行きだったりもしましたが、JR化後はJR東海、JR西日本ともオリジナルの車両が増え、直通も次第になくなり、「切り替え駅」の雰囲気が増しました。

JR琵琶湖線の113系電車(1989年1月、米原駅で恵 知仁撮影)

JR琵琶湖線の113系電車(1989年1月、米原駅で恵 知仁撮影)

米原駅で、私が意図的に楽しんでいた切り替えていたものもあります。

関東から乗り継いできて、JR東海の列車からJR西日本の列車へ、同じホームで対面乗り換えする際、あえて1本落とし、ホームにあった井筒屋の立ち食い店で、よく腹ごしらえをしました。

その際、注文は必ずうどんです。関東の駅そば店では、ほぼほぼ蕎麦を頼む私ですが、旅はその地域を楽しむのが醍醐味のひとつ。「うどん文化圏」とされる地域では、うどんです。

JR琵琶湖線の米原駅在来線下りホームにあった井筒屋の「きつねうどん」(2008年3月、恵 知仁撮影)

JR琵琶湖線の米原駅在来線下りホームにあった井筒屋の「きつねうどん」(2008年3月、恵 知仁撮影)

関西へ来たことを文字通り身も心も実感するセレモニーとして、「米原駅の立ち食いうどん」で意図的に注文メニューを蕎麦から切り替える行為は、とても満足感がありました。つゆも変わりますし。

しかしもう、米原駅のホームには立ち食い店がないそうですね。米原駅近くの井筒屋本店内「キッチン井筒屋」では、食べられるようです。