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JR北陸本線

JR北陸本線とその駅、列車、沿線などについて、鉄道ライターの恵 知仁が個人的な経験に基づき、ご紹介します。何かのお役に立てましたら幸いです。

内容は正確を期すよう努めていますが、記憶違いが紛れているかもしれません。写真はトリミングしている場合、現在とは異なる社会的状況で撮影された場合があります。

路線の概要

区間・距離・鉄道会社
米原~敦賀、45.9km、JR西日本
米原、坂田、田村、長浜、虎姫、河毛、高月、木ノ本、余呉、近江塩津、新疋田、敦賀
補足事項
米原~長浜間は、JR琵琶湖線とも呼ばれています。
米原駅で増結する特急「しらさぎ」(2023年1月、恵 知仁撮影)

米原駅で増結する特急「しらさぎ」(2023年1月、恵 知仁撮影)

列車

特急「きらめき」

商品名とか、口に出すのがなんか気恥ずかしいの、ありますよね。

思春期まっただなか、埼玉県で中学生をしていた私にとって、米原~金沢間で運転されていた北陸本線の特急「きらめき」もそうでした(自意識過剰な子どもだったのです。すみません)。同区間で運転されていた特急「加越」の速達バージョンで、途中の停車駅は福井のみ。米原駅での東海道新幹線接続を考えた列車でした。

さて、気恥ずかしいとはいえ「きらめき」は当時、1日1往復しか運転されていなかったレア列車。1989年(平成元年)3月、旅の途中に米原駅で思いがけず出会ったので、ためらいなく撮ります。

米原駅に到着した特急「きらめき」(1989年3月、恵 知仁撮影)

米原駅に到着した特急「きらめき」(1989年3月、恵 知仁撮影)

ヘッドマークに「スーパーきらめき」と書かれており、当時の私には気恥ずかしさ倍増。車両は同じく当時、名前がなんだか気恥ずかしかった北陸・信越本線の特急「かがやき」と同じ、485系です。

ちなみに当時の特急「かがやき」は、金沢~長岡間で1日2往復の運転。同区間で運転されていた特急「北越」の速達バージョンで、長岡駅での上越新幹線接続を考えた列車でした。

1988年(昭和63年)3月の時刻表では、特急「かがやき」を使うと、上野7時20分発の新幹線「あさひ1号」で長岡8時40分着、同8時48分発の特急「かがやき2号」で金沢11時31分着。所要時間は4時間11分でした(当時の上越新幹線は上野発着、北越急行線は未開業)。

これが2024年(令和6年)6月の時刻表によると、東京7時20分発の新幹線「かがやき503号」で金沢9時45分着。所要時間は2時間25分と、大幅に短縮されています(「かがやき503号」は上野通過)。

米原駅を発車する特急「きらめき」(1989年3月、恵 知仁撮影)

米原駅を発車する特急「きらめき」(1989年3月、恵 知仁撮影)

また1988年(昭和63年)3月の時刻表では、特急「きらめき」を使うと金沢7時25分発で米原9時19分着、同9時26分発の新幹線「ひかり342号」で東京11時48分着。所要時間は4時間23分でした。

これが2024年(令和6年)6月の時刻表によると、金沢7時02分発の新幹線「つるぎ5号」で敦賀7時59分着、同8時11分発の特急「しらさぎ52号」で米原8時44分着、同8時57分発の「ひかり642号」で東京着11時12分。所要時間は4時間10分と、短縮は13分にとどまっています。