【2025-26年版】JAL「どこかにマイル」攻略法・裏技

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記事執筆者
恵 知仁(めぐみ ともひと)

鉄道、乗り物、旅行に関する取材、記事制作などを行っています。鉄道ライター、トラベルライター。日本の鉄道はJR、私鉄とも完乗。東京都在住。子鉄の父。

羽田空港を出発するJALのボーイング777型機
羽田空港を出発するJALのボーイング777型機

往復7000マイルで日本のどこかへ行ける、JALの国内線特典航空券「どこかにマイル」。

ねらいの行き先を出しやすくする方法、当てる攻略法、裏技はあるのでしょうか。トラベルライターがその経験などを元にお答えします。

JAL「どこかにマイル」の行き先になる空港については、次のページをご覧ください。

JAL「どこかにマイル」の行き先ランキング、「あたり」と「ハズレ」の行き先については、次のページをご覧ください。

JAL「どこかにマイル」の行き先がいつ決まるかについては、次のページをご覧ください。

「ねらいの行き先」を当てるには?

JALの国内線特典航空券「どこかにマイル」に申し込むとき、提示される4つの行き先候補。

そこで自分が行きたい空港を当てる方法は、「ない」と思います。

4つの行き先候補は2025年11月現在、1日あたり100回まで検索が可能でした。

次の条件を満たす「賭けてもいい」と思える4空港の組み合わせが出てくるまで、粘って再検索する、リセマラする、というのが常道でしょう。

  • 行きたい空港、地域が含まれている
  • 行きたくない空港、地域が含まれていない

たとえば、次の場合。

  • いちばん行きたいのは「沖縄(那覇)」
  • 「札幌(新千歳)」「高知」「福岡」も行ってみたい
  • 「○○」「△△」「□□」は嫌だ

検索して提示された4空港の組み合わせに、「沖縄(那覇)」と、「札幌(新千歳)」「高知」「福岡」のうちなるべく多くの空港が含まれていて、かつ「○○」「△△」「□□」が含まれていない、という場合に申し込むといった感じでしょうか。

JAL「どこかにマイル」東京(羽田)発着の行き先
JAL「どこかにマイル」東京(羽田)発着の行き先

「ねらいの行き先」を出しやすくする方法(1)

JALの国内線特典航空券「どこかにマイル」に必勝法はないとしても、「ねらいの行き先、行きたい空港、地域を出しやすくする方法」なら、あるかもしれません。

それは、「なるべく早く申し込む」です。

JALは、「どこかにマイル」で利用できる座席数には限りがある、としています。

となると、たとえば出発日として選んだ日に、沖縄(那覇)行きの便で空席があったとしても、沖縄(那覇)便に用意されていた「どこかにマイル」用の席がすべて埋まっていたら、「沖縄(那覇)」は候補にすら出てこない、ということが考えられるのです。

なので、「その枠が埋まる前に、なるべく早く申し込む」というのは、JAL「どこかにマイル」攻略の重要なポイントといえるでしょう。

JAL「どこかにマイル」は、出発する日の1か月前の同日0時00分から5日前まで、申し込み可能です。

7月31日に出発する場合など、「出発する日の1か月前の同日」がないときは、1か月前の月末日(この場合は6月30日)から申し込みできます。

「ねらいの行き先」を出しやすくする方法(2)

JAL「どこかにマイル」のような特典での乗車を増やしすぎると、正規料金での利用者が減り、運営側にとってデメリットが大きくなる可能性があります。

「どこかにマイル」をJALと共同運営している野村総合研究所は、同様にJR東日本と共同運営している「どこかにビューーン!」について、次のように述べています。

『どこかにビューーン!』の予約枠を確保しすぎると正規料金の枠が圧迫され、JR東日本には機会損失が生じてしまう。逆に予約枠が少なければ、4択候補地のバリエーションが乏しくなってしまう。この絶妙なバランスをとる予測システムも、私たちが構築しました。

運営側のメリット、デメリットを考えると、JAL「どこかにマイル」で利用できる便は「予約状況に余裕がある便」が中心となりそうです。

なので、もし「阿波踊り」の開催期間中に「徳島」が行き先の候補になったとしても、正規料金でも利用したい乗客が大勢いるはずなので、そこに決まる可能性は低いと思います(行き先候補にすらならないかもしれませんけど)。

行きたい場所が混みそうな時期に申し込むのは避ける」というのは、JAL「どこかにマイル」攻略のポイントになるかもしれませんね。

混む理由がある時期だからこそ、そこに行きたいとなるわけで、悩ましいところですが。

一概には言い切れない…?

逆に、混む時期は機材が大型化される=全体の座席数が増えるといった対策が実施され、行きたい場所へ行きやすくなる――ということも考えられますが、まあ予約状況次第なのでしょうか。

JAL国内線のチケットを予約できるのは、360日前から。

対し、JAL「どこかにマイル」を申し込めるのは1か月前から。

一般予約の受け付け状況や過去のデータなどを踏まえて「どこかにマイル」の枠を設定している感じなのかもしれません。

JAL便が発着する羽田空港第1ターミナル
JAL便が発着する羽田空港第1ターミナル

「ねらいの行き先」を出しやすくする方法(3)

JALの国内線特典航空券「どこかにマイル」は、その申し込み状況、各便の予約状況などで、候補になる4つの空港、決定する行き先が変わると思われます。

そうであるなら、「需要が少ない条件」で申し込むと、ねらいの空港、行きたい地域が候補に出やすくなり、また、そこに当たりやすくなるかもしれません。

出発時間帯を、午後の便など旅行に出るには少し中途半端な時間にずらす、出発日、到着日を旅行者が少なそうな火曜日、水曜日あたりにする、といったところでしょうか。

「申し込む人数を減らす」という方法もありますが、家族旅行やグループ旅行の場合、無理ですね。

学校の休み期間中といった「需要が高い条件」だと、予約の受け付け開始日であったとしても、行き先候補が出ないことがあり得ます。実際に私はありました。

「裏技」はある?

何をもって「裏技」とするのかあやふやですが、「通常の7000マイルよりお得に楽しむ方法」はあります。

JALの携帯電話サービス「JALモバイル」に契約すると、「どこかにマイル」をマイル不要で申し込めるクーポンを年1回、1500マイルでゲットできます。つまり、1500マイルで「どこかにマイル」に申し込める、というわけですね。

JAL「どこかにマイル」申込内容
JAL「どこかにマイル」申込内容

私はJALモバイルを契約しており、上の画像は、このJALモバイルのクーポンを1枚使って、息子と2人で「どこかにマイル」の旅を申し込んだときのもの。

私(本人)は「JALモバイル会員限定クーポン」利用で0マイル、息子は通常通り7000マイルが引き落とされています。

ただ、この「JALモバイル会員限定クーポン」を入手するため1500マイルを使っており、実際に使ったマイルは2人で8500マイル。通常なら1万4000マイルなので、5500マイルもお得です。

無料クーポンが当たる?

「JALマイレージバンク」のアプリでは、毎日そこで貯められるスタンプを使い、「マイルチャンス」に挑戦できます。

ガチャガチャのようなもので、その1等は、マイル不要で「どこかにマイル」に申し込めるクーポンです。

私はここ2~3年ぐらい、毎日のようにスタンプを貯めて「マイルチャンス」に挑戦しているのですが、当たってもたいてい5等「1マイル」、まれに4等「100 JAL Payポイント」。

JALがやっているので「1等が出ない」ということはないと思いますが……これからもその日を夢見て、「マイルチャンス」に挑戦し続けたいと思います。

「どこかにマイル」関連情報

JAL「どこかにマイル」の行き先になる空港については、次のページをご覧ください。

JAL「どこかにマイル」の行き先ランキング、「あたり」と「ハズレ」の行き先については、次のページをご覧ください。

JAL「どこかにマイル」の行き先がいつ決まるかについては、次のページをご覧ください。

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