
往復7000マイルで日本のどこかへ行ける、JALの国内線特典航空券「どこかにマイル」。
ねらいの行き先を出しやすくする方法、当てる攻略法、裏技はあるのでしょうか。トラベルライターがその経験などを元にお答えします。
JAL「どこかにマイル」の行き先になる空港については、次のページをご覧ください。
JAL「どこかにマイル」の行き先ランキング、「あたり」と「ハズレ」の行き先については、次のページをご覧ください。
JAL「どこかにマイル」の行き先がいつ決まるかについては、次のページをご覧ください。
「ねらいの行き先」を当てるには?
JALの国内線特典航空券「どこかにマイル」に申し込むとき、提示される4つの行き先候補。
そこで自分が行きたい空港を当てる方法は、「ない」と思います。
4つの行き先候補は2025年11月現在、1日あたり100回まで検索が可能でした。
次の条件を満たす「賭けてもいい」と思える4空港の組み合わせが出てくるまで、粘って再検索する、リセマラする、というのが常道でしょう。
- 行きたい空港、地域が含まれている
- 行きたくない空港、地域が含まれていない
たとえば、次の場合。
- いちばん行きたいのは「沖縄(那覇)」
- 「札幌(新千歳)」「高知」「福岡」も行ってみたい
- 「○○」「△△」「□□」は嫌だ
検索して提示された4空港の組み合わせに、「沖縄(那覇)」と、「札幌(新千歳)」「高知」「福岡」のうちなるべく多くの空港が含まれていて、かつ「○○」「△△」「□□」が含まれていない、という場合に申し込むといった感じでしょうか。

「ねらいの行き先」を出しやすくする方法(1)
JALの国内線特典航空券「どこかにマイル」に必勝法はないとしても、「ねらいの行き先、行きたい空港、地域を出しやすくする方法」なら、あるかもしれません。
それは、「なるべく早く申し込む」です。
JALは、「どこかにマイル」で利用できる座席数には限りがある、としています。
となると、たとえば出発日として選んだ日に、沖縄(那覇)行きの便で空席があったとしても、沖縄(那覇)便に用意されていた「どこかにマイル」用の席がすべて埋まっていたら、「沖縄(那覇)」は候補にすら出てこない、ということが考えられるのです。
なので、「その枠が埋まる前に、なるべく早く申し込む」というのは、JAL「どこかにマイル」攻略の重要なポイントといえるでしょう。
JAL「どこかにマイル」は、出発する日の1か月前の同日0時00分から5日前まで、申し込み可能です。
7月31日に出発する場合など、「出発する日の1か月前の同日」がないときは、1か月前の月末日(この場合は6月30日)から申し込みできます。
「ねらいの行き先」を出しやすくする方法(2)
JAL「どこかにマイル」のような特典での乗車を増やしすぎると、正規料金での利用者が減り、運営側にとってデメリットが大きくなる可能性があります。
「どこかにマイル」をJALと共同運営している野村総合研究所は、同様にJR東日本と共同運営している「どこかにビューーン!」について、次のように述べています。
『どこかにビューーン!』の予約枠を確保しすぎると正規料金の枠が圧迫され、JR東日本には機会損失が生じてしまう。逆に予約枠が少なければ、4択候補地のバリエーションが乏しくなってしまう。この絶妙なバランスをとる予測システムも、私たちが構築しました。
運営側のメリット、デメリットを考えると、JAL「どこかにマイル」で利用できる便は「予約状況に余裕がある便」が中心となりそうです。
なので、もし「阿波踊り」の開催期間中に「徳島」が行き先の候補になったとしても、正規料金でも利用したい乗客が大勢いるはずなので、そこに決まる可能性は低いと思います(行き先候補にすらならないかもしれませんけど)。
「行きたい場所が混みそうな時期に申し込むのは避ける」というのは、JAL「どこかにマイル」攻略のポイントになるかもしれませんね。
混む理由がある時期だからこそ、そこに行きたいとなるわけで、悩ましいところですが。
一概には言い切れない…?
逆に、混む時期は機材が大型化される=全体の座席数が増えるといった対策が実施され、行きたい場所へ行きやすくなる――ということも考えられますが、まあ予約状況次第なのでしょうか。
JAL国内線のチケットを予約できるのは、360日前から。
対し、JAL「どこかにマイル」を申し込めるのは1か月前から。
一般予約の受け付け状況や過去のデータなどを踏まえて「どこかにマイル」の枠を設定している感じなのかもしれません。

「ねらいの行き先」を出しやすくする方法(3)
JALの国内線特典航空券「どこかにマイル」は、その申し込み状況、各便の予約状況などで、候補になる4つの空港、決定する行き先が変わると思われます。
そうであるなら、「需要が少ない条件」で申し込むと、ねらいの空港、行きたい地域が候補に出やすくなり、また、そこに当たりやすくなるかもしれません。
出発時間帯を、午後の便など旅行に出るには少し中途半端な時間にずらす、出発日、到着日を旅行者が少なそうな火曜日、水曜日あたりにする、といったところでしょうか。
「申し込む人数を減らす」という方法もありますが、家族旅行やグループ旅行の場合、無理ですね。
学校の休み期間中といった「需要が高い条件」だと、予約の受け付け開始日であったとしても、行き先候補が出ないことがあり得ます。実際に私はありました。
「裏技」はある?
何をもって「裏技」とするのかあやふやですが、「通常の7000マイルよりお得に楽しむ方法」はあります。
JALの携帯電話サービス「JALモバイル」に契約すると、「どこかにマイル」をマイル不要で申し込めるクーポンを年1回、1500マイルでゲットできます。つまり、1500マイルで「どこかにマイル」に申し込める、というわけですね。

私はJALモバイルを契約しており、上の画像は、このJALモバイルのクーポンを1枚使って、息子と2人で「どこかにマイル」の旅を申し込んだときのもの。
私(本人)は「JALモバイル会員限定クーポン」利用で0マイル、息子は通常通り7000マイルが引き落とされています。
ただ、この「JALモバイル会員限定クーポン」を入手するため1500マイルを使っており、実際に使ったマイルは2人で8500マイル。通常なら1万4000マイルなので、5500マイルもお得です。
無料クーポンが当たる?
「JALマイレージバンク」のアプリでは、毎日そこで貯められるスタンプを使い、「マイルチャンス」に挑戦できます。
ガチャガチャのようなもので、その1等は、マイル不要で「どこかにマイル」に申し込めるクーポンです。
私はここ2~3年ぐらい、毎日のようにスタンプを貯めて「マイルチャンス」に挑戦しているのですが、当たってもたいてい5等「1マイル」、まれに4等「100 JAL Payポイント」。
JALがやっているので「1等が出ない」ということはないと思いますが……これからもその日を夢見て、「マイルチャンス」に挑戦し続けたいと思います。
「どこかにマイル」関連情報
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