Suica・PASMOのコード決済「teppay」メリットは? 個人的には結構期待

電車ニュース&コラム
この記事は広告を掲載しています
記事執筆者
恵 知仁(めぐみ ともひと)

鉄道、乗り物、旅行に関する取材、記事制作などを行っています。鉄道ライター、トラベルライター。日本の鉄道はJR、私鉄とも完乗。東京都在住。子鉄の父。

2026年秋に始まる「teppay」(画像:JR東日本)
2026年秋に始まる「teppay」(画像:JR東日本)

2026年秋、Suica、PASMOのコード決済サービス「teppay(テッペイ)」がスタートします。モバイルSuica、モバイルPASMOのアプリがあれば、それで利用できるとのこと。

いったいどんなメリットがあるのでしょうか。主観的に述べさせていただくと、子を持つ旅行好きの親として、結構期待しています。

PayPayでなんか嫌になることが減る?

teppayに私が期待している点で大きいのは、「残高を送る・受け取る」機能です。

私はキャッシュレス決済を、おもにモバイルSuica(ビューカードのオートチャージ)で行い、JRE POINTを貯めています。

そして、こうしたキャッシュレス決済サービスは何種類か使っているものの、使い分けるのが面倒で、使うサービスはできるだけ少ないほうがいい、と思っています。

そうしたなかPayPayも使っているのですが、そのおもな理由のひとつが「個人間送金をしたい」。

teppayでそれが可能になれば、そこでPayPayを使わないでよくなるかもしれません。

個人間送金で残高が発生しても、私は普段あまりPayPayを使わないので、変に残ってしまって、なんか嫌なんですよ。

teppayなら、残高を普段よく使うモバイルSuicaにチャージし、使えるようなので、「なんか嫌」を避けられます。

「teppay」画面イメージ(画像:JR東日本)
「teppay」画面イメージ(画像:JR東日本)

日常的にSuica・PASMOを使う環境なら

私の息子は小学生なのでまだ先の話ですが、中学生になればスマートフォン、モバイルSuicaを使うことになるでしょう。

大都市圏など電車に乗る機会がそれなりにある環境に暮らしているならば、SuicaやPASMOなどは必要ですからね。

で、子供のモバイルSuicaにチャージしたい場合、現金以外にも方法が存在するものの、ほかのサービスを使う必要がある模様。

teppayなら、それを使っての親から子供への送金、子供のモバイルSuicaへのチャージが、ひとつのアプリでかんたんにできるってことですよね。

親子でなくとも、東京圏ではモバイルSuica、モバイルPASMOの利用率が結構高いでしょうし、個人間の送金で使える場面は少なくないように思います。

クレジットカードを出す必要がなくなる?

teppayでは、交通系ICカードの上限額2万円を超える30万円まで、利用が可能になるとのこと。

私は、店頭での2万円を超える金額の買い物は、クレジットカード(おもにビューカード)で決済しており、交通系ICカードの上限額引き上げは特に求めていません

しかしteppayでは、ビューカードと連携するとオートチャージ的に決済できる模様。財布からクレジットカードを出すことなくスマホでOKなら、それはそれで便利かもしれませんね。

……あ、ビューカードでモバイルSuicaにチャージすると1.5%還元で、ビューカードをそのまま使うより還元率が高い場合も多いので、この意味でSuicaを使って高額の支払いをしたい、と思ったことはあります。

「鉄道の日」シンボルキャラクター「テッピー」「テッピーナ」(画像:国土交通省)
「鉄道の日」シンボルキャラクター「テッピー」「テッピーナ」(画像:国土交通省)

「teppayポイント」の還元率は?

あと、teppayにおけるポイントの扱い、使い勝手、還元率はどうなるんでしょうね。

teppayポイント」なるものが付与されるそうですが、はたしてJRE POINTとの関係は……。

ともあれ、電車移動が多いなど日常的にモバイルSuica、モバイルPASMOを使う環境に自分や家族がいるならば、teppayで大なり小なり便利にはなりそうだと思います。

また旅行好きとしては、teppayの「地域限定バリュー(通称:バリチケ)」も、かなり気になりますね。

「各地の自治体さまのプレミアム商品券、キャッシュレス還元事業等にご活用いただくことで、域内への移動・消費を活性化します」とのこと。具体的な発表が楽しみです。

最後に、いちライターとして、「teppay」を「teppey」と書き間違えてしまわないか、ちょっと心配しています(笑)

タイトルとURLをコピーしました