
家族旅行で学校を休ませてもよいのかどうか、賛否両論あるようです。
小学生の息子がいる鉄道ライター・トラベルライターが、その経験などを元に個人的な見解をお話しします。
「休ませてもよい」が基本
まず最初に、私の考えをお話しします。
「家族旅行で学校を休ませてもよい」というのが、私の基本的な立場です。
「休むべきではない」という考えを否定する意図はありません。そのような考えも尊重します。
この記事は「『私』はこういう考えです」ということを、ただ述べたものです。

「休ませてもよい」に必要な配慮
私は基本的に「家族旅行で学校を休ませてもよい」という立場ですが、あわせて配慮すべきこともあると考えています。
子供の意思
1つ目は、子供の意思です。
「旅行より学校に行きたい」と子供が思っているならば、学校を休ませることには心配が残ります。
我が家の場合、息子に毎回確認しますが、息子も旅行が好きなせいか、答えは100%「旅行に行く!」です。
息子から「学校は休みたくない」と聞いたことは、一度もありません(これは善し悪しですが……)。
勉強への影響
2つ目は、勉強への影響です。
学校を休んだ分の勉強は、家庭の側でカバーすべきです。それが難しいなら、学校を休ませることには心配が残ります。
我が家の場合、少なくとも小学生のうちであれば私や妻が教えられますし、息子の学力も、多少休むぐらいであれば問題ない様子。
ただ、学年が上がるにつれ家族によるカバーが難しくなるでしょうから、休ませるなら子供の年齢が低いうちのほうがいいかな、と思います。高校の勉強とか、もう無理です(笑)
行事などへの影響
3つ目は、行事などへの影響です。
学校は団体行動やチームワーク、目標を設定して挑戦し、達成することを学ぶ場でもあるため、運動会や発表会といった学校行事を休むことは避けるべきだと、私は考えています。そのための練習や作業を休むことも、できるだけ避けたいです。
我が家の場合、親戚の集まりが、その土地で開催される祭りにあわせて行われるのですが、その祭りの日が、小学校の運動会と同じ日でした(運動会は土曜日に開催)。
そのため、少なくとも息子が小学校を卒業するまで、我が家はその親戚の集まりを欠席する予定です(親戚の集まりより小学校の運動会を優先)。
定期テストなどもここに含まれますね。
学校を「休ませてもよい」条件
息子に小学校を休ませて家族旅行へ行く場合、次の条件を満たすことが私の原則になっています。
- 子供が旅行に否定的ではない
- 家族側で子供の勉強をカバーできる
- 学校の行事などに影響が出ない
あと大前提として、私は「そのスケジュールに従って学校へ通うべき」だと思っています。義務教育期間であろうがなかろうが。
この記事は「それを大前提にしたうえで、学校を休ませて家族旅行をしてもよいと考える場合」の話です。
ただ、いくら先述した3つの条件を満たせるとしても、むやみに学校を休ませるのは違うと思います。「そのスケジュールに従って学校へ通うべき」が大前提ですからね。
実際に以前、息子に小学校を休ませて、JALの国内線特典航空券「どこかにマイル」を使った家族旅行へ出かけましたが、そのときもこれら3つの条件は満たしたうえで行いました。
「昭和」と「令和」の違い
私が小学生だった昭和の時代、「家族旅行で学校を休むのはNG」という空気が強かった記憶があります。
対し令和の現在、周囲を見ると、そうでもなくなってきているように見えます。
昭和の時代、少しぐらい風邪気味でも頑張って学校に行け、それが美徳だ、皆勤賞を目指せ、みたいなところがありました。
それも令和の現在、変わっているように感じます。学校に病気が蔓延しても困りますしね。

学校と塾の声
家族旅行で学校を休ませることについて、息子が通う区立小学校では、お気をつけて楽しんできてください的な反応でした。
まあ令和の時代、先生方は言動にとても気をつけている印象があります。もし否定的に思っていたとしても、それを保護者に言ってしまうような先生はいまどきいないのでは、と思いますけども。
息子が通っている塾(大手中学受験塾)では、そこでの授業を休むことについて、旅行は見聞を広めるいい機会なので積極的に勧めたい、ただ高学年になると日々の勉強が大変なので、塾を休むならその前に、という感じでした。

「旅行で休むこと」の連絡はどうする?
私のまわりでは基本的に皆さん、連絡帳や連絡アプリで「家庭の都合で何日から何日まで休みます」と学校に連絡している様子。私も基本的にそうです。
明確に「家族旅行」を理由にして連絡してもいいでしょうしし、そうしたこともありますが、シンプルに「家庭の都合」が理由ということで問題ないように思います。
よくある質問
- Q学校を軽視しているのでは?
学校とそこでの学びは、子供にとって大切だと思っています。
- Q「学校を休んでいい」と子供が思ってしまうのでは?
親がきちんと責任を持てる理由があるなら、旅行に限らず休んでよいと思います。「休ませると子供が学校を軽視するのでは?」と思うのであれば、休ませないほうがよいかもしれません。
- Q子供に「休みグセ」がつくのでは?
心配であれば、休ませないほうがよいかもしれません。
- Q「旅行」は「遊び」では?
そうは思いません。私は長年、鉄道ライター・トラベルライターを生業にしてきましたが、「旅行」はそれでもまだまだ、奥が深いです。行くたびに学びや気づきに刺激を受けます。
- Q義務教育に違反するのでは?
「家族旅行」を理由に年に数日、学校を休ませることが「教育を受けさせる義務」に反すると、私は思いません。
- Q子供が教育を受ける権利を奪っているのでは?
もちろん一番大事なのは、子供の意向です。
- Q土日や夏休みなどの長期休暇に行けば?
土日や夏休みなどの長期休暇中が仕事の繁忙期な人もいますよね。鉄道や航空、旅行の業界で働く方とか。それに「土日や夏休みは料金が高いから」が理由でも、別にいいと思います。懐事情は、人それぞれ。「その料金が出せないなら旅行するな」といえるほど、学校へは休まず行くべきとは思いません。
- Qほかの子からねたまれるのでは?
「学校を休んでの家族旅行」は、自慢するものではありません。勘違いすることのないよう子供へ適切に声をかけることは、親の務めだと思います。

