
往復7000マイルで日本のどこかへ行ける、JALの国内線特典航空券「どこかにマイル」。実際に使って、日本のどこかへ行ってきました。
2人で8500マイルと格安で行けましたが、申し込み時に候補がまったく出ず、困った事態にも……。トラベルライターが、その経験をお伝えします。
JAL「どこかにマイル」の攻略法、裏技については、次のページをご覧ください。
JAL「どこかにマイル」の行き先になる空港については、次のページをご覧ください。
JAL「どこかにマイル」の行き先ランキング、「あたり」と「ハズレ」の行き先については、次のページをご覧ください。
JAL「どこかにマイル」の行き先がいつ決まるかについては、次のページをご覧ください。
申し込み初日0時00分でも…
貯めているJALのマイルが一部失効しそうだったので、小学2年生の息子が冬休みになったら、「どこかにマイル」でどこかに行こう、と思いました。
冬休みは、2025年12月26日(金)にスタート。
そして翌27日(土)からは、「どこかにマイル」の往路(行き)が利用可能期間外。
なので、12月26日(金)出発、29日(月)到着の3泊4日で申し込もうと考えました。
ただ、冬休み期間です。「どこかにマイル」用として用意されている座席が少ない、申し込みが集中してすぐ満席になる、といったことが想定されます。
そこで申し込みが可能になる1か月前、11月26日(水)の午前0時00分ちょうどに、「どこかにマイル」を羽田空港発着で申し込みました。
……しかし、そこで表示されたのは「行先候補をご提示できませんので、日時をご変更のうえ、再度検索してください」。

出発時間、到着時間を「指定なし」にしても、日程を変更して「日帰り」にしたとしても、変わりません。
ためしに申し込む人数を「1人」にしても、変わりません。
JAL「どこかにマイル」のウェブサイトには、次のように書かれていました。
「予約受付開始日に行き先候補をご提示できない場合がございます」
さあ、どうするか。行かないとマイルが失効してしまいます。ほかにもマイルの使い道はありますが、息子も飛行機で旅に出ることを楽しみにしていたので、いまさら後に退けません……。
令和ならOK?な方法で
私が小学生だった「昭和」の時代は、家族旅行で学校を休むことについて、否定的な意見が多かったように思います。
でも「令和」の現在は、違いますよね。基本的には問題ない、という風潮に思います。
……ので、今回は仕事で行けない妻にも話をして、冬休みに入る前に「どこかにマイル」することにしました。
日程を変更して行き先を検索した結果、無事に候補が登場。息子と一緒にその組み合わせを10から20ほど試した結果、次の候補で申し込みです。

息子の願いは「讃岐うどんを食べたい」「原爆ドームを見たい」。そして息子がまだ行ったことのない都道府県が「福井」「徳島」「高知」「鹿児島」。
そうした願望などをこの「広島」「松山」「高松」「鹿児島」の組み合わせなら満たせるため、申し込みます。松山は、高松、広島、高知まで遠くないですしね。
2人往復で合計8500マイル
さて、JAL「どこかにマイル」は1人7000マイルで日本のどこかに往復、ですが、今回は私と息子の2人で往復8500マイルになりました。
私がJALモバイルに契約していて、そのユーザーが1500マイルで入手できる「どこかにマイル」のクーポンを利用したからです。

上記の画像では「引き落としマイル数 7,000マイル」となっていますが、「JALモバイル会員限定クーポン」の入手に1500マイルを使っているため、利用したのは合計で8500マイルになっています。
私がJALのマイルを貯め、JALモバイルを契約しているひとつの大きな理由は、「どこかにマイル」があるためです。
正直、私は日本のどこへ行っても――特に空港があるような場所ならそれなりに楽しめる自信はありますし、であれば、この格安で飛行機の旅に行けるJAL「どこかにマイル」は、大変ありがたいのです。
JALモバイルは、音声SIMのデータ容量10GBで1400円と安いですしね。
決まった行き先は…
さて、今回のJAL「どこかにマイル」。朝の6時53分に、「JAL国内線【どこかにマイル】申し込み受付のお知らせ」のメールが届きました。
そして、その日の12時35分に「JAL国内線【どこかにマイル】ご搭乗便決定のお知らせ」のメールが到着。
9回目の「どこかにマイル」で、最速の決定でした。

その行き先は「松山」。息子は「蛇口から出るみかんジュースが飲める!」と、喜びました。
JAL「どこかにマイル」の行き先がいつ決まるかについては、次のページをご覧ください。
「どこかにマイル」のデメリット
さて、これで旅行計画を立てられるようになりました。
JAL「どこかにマイル」のデメリットのひとつに、「行き先が決まるまで何もできない」があります。
旅行へ行くことが決まり、ムズムズワクワクしているのに、行き先不明で何もできない、もどかしさ。
ただ、それが「解禁」されときの高揚感は、ふつうに旅行の計画を立てるときより大きいように思います。
……以前、その行き先が羽田から近すぎる「名古屋(中部)」になってしまったときは、高揚感は乏しかったですけども(笑)
まあでも「名古屋(中部)」になったときも、セントレアから船で津に出て伊勢志摩、近鉄の観光特急「しまかぜ」で京都、そして天橋立方面を巡ったのち名古屋へ向かって、と、実質は関西エリアの旅を楽しむことができました。
JAL「どこかにマイル」の行き先ランキング、「あたり」と「ハズレ」の行き先については、次のページをご覧ください。
話を戻して、今回の松山行き。息子にどんなところへ行きたいかヒアリングしてから、当日中に旅行のスケジュールをおおよそ決定。ホテルや列車の予約は、なるはやが吉ですからね。

「どこかにマイル」で指定された便の座席指定もしてしまいます。
今回、松山行きの便はけっこう空いていたのですが、羽田行きの便は混雑気味で、窓側は取れませんでした。
ただ、フライトの48時間前になると、指定できる座席が増える場合があります。
そこで48時間ぐらい前にチェックしてみたら、ごっそり空席になった区画が現れ、無事に窓側を確保できました。
「どこかにマイル」で出発
さあ、いよいよJAL「どこかにマイル」の旅に出かけます。
とはいえ、ふつうにJAL便へ乗るのと特に変わりません。
松山空港に到着し、まずそこで楽しみました。蛇口からみかんジュース。

このあと松山城エリアにも行きましたが、そこでは各所に「蛇口からみかんジュース」の姿が。すっかり「愛媛」の体験アトラクションになっていますね。
松山からは、瀬戸内海汽船のクルーズフェリーで広島へ。

広島からは列車の旅です。岡山、瀬戸大橋経由の高松で讃岐うどんを味わったのち、秘境駅の坪尻駅(徳島県三好市)に寄ってから松山に戻り、帰京。瀬戸内海を時計回りに一周する形で、「どこかにマイル」の旅を楽しんできました。
「どこかにマイル」お役立ち情報
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