【実体験】新幹線最安値?「ぷらっとこだま」料金・クーポン・往復予約

体験レポート
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東海道新幹線のN700系電車
東海道新幹線のN700系電車
  • 「ぷらっとこだま」の料金、予約方法は?
  • 「ぷらっとこだま」のいいところ、注意点は?
  • 「ぷらっとこだま」を実際に使った体験談

これらについて、多くの新幹線利用経験がある鉄道ライターがお伝えします。

鉄道、乗り物、旅行に関する取材、記事制作などを行っています。鉄道ライター、トラベルライター。日本の鉄道はJR、私鉄とも完乗。東京都在住。一児の父。

「ぷらっとこだま」のメリット

東海道新幹線「こだま」を、お得な料金で利用できる「ぷらっとこだま」。

そのメリットは、なんといっても――

安くてお得

――なことでしょう。

東京~新大阪間、普通車指定席利用の場合、「ぷらっとこだま」は「のぞみ」より片道3000円以上安いです(時期によって変化あり)。

単純に東海道新幹線で片道移動したいのであれば、「ぷらっとこだま」が最安値レベルでしょう。

特に「ぷらっとこだま」のグリーン車プランはお得で、普通車指定席の料金にプラス1000円前後で利用できてしまいます。

また「ぷらっとこだま」には、「1ドリンク引換券」もしくは「ご当地セレクトクーポン」という“おまけ”があるのも魅力。

実質的に、さらにお得になってきます。

富士川を渡る東海道新幹線のN700系電車
富士川を渡る東海道新幹線のN700系電車

「ぷらっとこだま」のデメリット

東海道新幹線「こだま」を、お得な料金で利用できる「ぷらっとこだま」。

そのデメリットとしてまず挙げられるのは――

時間がかかる

――ことでしょう。

ぷらっとこだま」は各駅停車タイプの列車「こだま」にしか乗れず、通過駅がある列車「のぞみ」「ひかり」は利用できません。

所要時間の比較

東海道新幹線で東京駅からおもな駅まで移動した場合の標準的な所要時間を、列車ごとの表にしました。

目的地こだまひかりのぞみ
静岡1時間21分59分
浜松1時間49分1時間24分
名古屋2時間40分1時間58分1時間36分
京都3時間37分2時間34分2時間11分
新大阪3時間54分2時間54分2時間27分
東京駅からおもな駅までの所要時間

ぷらっとこだま」は、「のぞみ」より3000円以上安いものの、所要時間がおよそ1時間半長くなります。

この所要時間とお得さのバランスをどう見るか、ですね。

多くない運行本数

「こだま」は、「のぞみ」にくらべて運行本数がだいぶ少ないことも、デメリットでしょう。

東京~京都、新大阪間を直通する「こだま」は、1時間に1本が基本です。

東京~名古屋間の乗車でも、「こだま」は1時間に2本の運行が基本です。

ちなみに、「のぞみ」は1時間あたり最大13本も走ります。

「のぞみ」「ひかり」「こだま」が走る東海道新幹線
「のぞみ」「ひかり」「こだま」が走る東海道新幹線

予約方法と変更に注意

ぷらっとこだま」は、予約や変更について制約が多いのもデメリットでしょう

ふつうの切符より制約が多いぶん、安くなっているところもある感じです。

新幹線に限らず安いチケットって、そんな感じですよね。

もちろん「大きな問題はない」といえばないのですが、柔軟に使える感じではありません。

予約と変更の注意点については、このページ下にある「『ぷらっとこだま』予約方法の基本」をご覧ください。

「ぷらっとこだま」料金表

東海道新幹線「こだま」を、お得な料金で利用できる「ぷらっとこだま」。

次の料金表は、東京駅、品川駅から「ぷらっとこだま」で乗車した場合の片道、大人1人あたりの最安料金です。

()内は、窓口などでふつうに切符を買って「のぞみ」に乗った場合の料金になります(静岡駅、浜松駅は「ひかり」利用時)。

逆に、名古屋駅や新大阪駅などから品川駅、東京駅まで行く場合の料金も、これと同じです。

目的地普通車プラングリーン車プラン
静岡5500円
(6470円)
6720円
(8740円)
浜松6970円
(8440円)
9090円
(1万2100円)
名古屋9000円
(1万1300円)
9840円
(1万4960円)
京都1万960円
(1万4170円)
1万2220円
(1万9040円)
新大阪1万1360円
(1万4720円)
1万2550円
(1万9590円)
東京駅からの「ぷらっとこだま」料金表

東京・品川~新大阪間で乗車した場合、「のぞみ」利用時と比較して普通車プランで約23%、グリーン車プランだと約36%の割り引き。

新横浜駅発着、静岡~名古屋間など、この表に掲載していない区間でも「ぷらっとこだま」を利用できます(設定がない区間もあり)。

お得感ある「おまけ」

ぷらっとこだま」には、「1ドリンク引換券」もしくは「ご当地セレクトクーポン」という“おまけ”があります。

「1ドリンク引換券」は、東海道新幹線の駅にある指定の売店で320円以下の飲料に交換可能。お酒もOKです。

「ご当地セレクトクーポン」は、東海道新幹線沿線にあるいろいろな施設、店舗で利用でき、通常2200円の「あべのハルカス」展望台入場チケットに引き換えることも可能。使い方によって、かなりお得になるでしょう。

東海道新幹線のN700系普通車
東海道新幹線のN700系普通車

割引クーポンが使えることも

ぷらっとこだま」を発売しているJR東海ツアーズでは、料金が割引されるクーポンも配布しています。

なかでも「『EX会員 ⇆ LINE』繋げて1,000円割引!」というクーポンは、継続的に配布されている様子。

かんたんにいうと、「ぷらっとこだま」などを利用するための会員登録(EX会員)とLINEを連携させれば1000円を割り引きます、というクーポンです。

実質「初回1000円割引クーポン」なので、使わない手はないでしょう。私も活用しました。

詳しくは、JR東海ツアーズのサイトをご覧ください。

料金の注意事項

ぷらっとこだま」の料金は、日によって変動します。

上記の料金表は、繁忙期以外の月曜から木曜日に乗車する場合のもの(2026年9月乗車分まで)。

金曜日、土休日、繁忙期に乗車する場合は料金が上がりますが、それでもふつうに切符を買うより安いです。

詳しくは、JR東海ツアーズのサイトをご覧ください。

「ぷらっとこだま」予約方法の基本

東海道新幹線「こだま」を、お得な料金で利用できる「ぷらっとこだま」。

予約にあたって――

当日予約不可、変更ほぼ不可

――という点に注意が必要です。

ふつうに利用するぶんには特に問題ないと思いますが、次のポイント、注意点について、あらかじめ知っておく必要があるでしょう。

  • JR東海が発売するふつうの切符ではなく、JR東海ツアーズが発売する旅行商品である
  • 予約は、JR東海ツアーズのウェブサイトで行う
  • 予約は、乗車1か月前の午前10時00分から、出発前日の23時30分まで可能
  • ゴールデンウイーク、お盆、年末年始期間は販売なし
  • 座席数に限りがある
  • 普通車プラン、グリーン車プランとも指定席利用なので、座席の心配なし
  • シートマップから座席を選ぶことも可能(深夜帯を除く)
  • スマートEX会員に無料登録が必要(エクスプレス会員でも可)
  • クレジットカード決済のみ
  • チケットレス乗車のみ(交通系ICカードかスマートフォンなどが必要)
  • 予約した列車の座席のみ利用可能(変更不可)
  • 予約した列車で座席位置を変更することは可能
  • 途中駅からの乗車、途中駅での下車は不可(東京駅発着の場合、品川駅での乗降は可能)
  • 「1ドリンク引換券」「ご当地セレクトクーポン」の利用にはスマートフォンなどが必要

スマートEX会員への登録は、「ぷらっとこだま」を申し込む流れのなかで行えます。

東海道新幹線の各駅停車タイプ「こだま」
東海道新幹線の各駅停車タイプ「こだま」

往復での予約方法

ぷらっとこだま」は、片道のみのプランです。往復プランはありません。

往復で利用したい場合、片道ずつ購入することになります。

また往復で利用したい場合は「ぷらっとこだま」ではなく、「日帰りパック」や、「EXダイナミックパック」を使ったほうがお得度、満足感が高くなる可能性もあります。

「のぞみ」を使えたり、変更を柔軟に行えたり、ふつうに「のぞみ」で往復する料金に若干の追加でホテル代込みになる感じだったり、「これはこれでお得かも」というプランが見つかることも。

ぷらっとこだま」にこだわらず、「日帰りパック」「EXダイナミックパック」を一度チェックしてみることをオススメします。

「ぷらっとこだま」で出発してみた

2026年7月、東京から大阪へ行く用事ができました。

さあ、どうやって行こうかと考えるわけですが、私がポイントにしたのは次の3点。

  • 料金は安く抑えたいが、内容にお得感があれば最安でなくともOK
  • そんなに急がない(1泊2日でも可)
  • 疲れていたので身体的負担が少ない方法がいい

これを前提に、いくつかの候補ができました。

富士山の麓を行く東海道新幹線のN700系電車
富士山の麓を行く東海道新幹線のN700系電車

東京~新大阪間の料金を比較

移動手段往復の料金
「のぞみ」普通車指定席で日帰り往復(「スマートEX」利用)2万9040円
「のぞみ」普通車自由席で日帰り往復(「スマートEX」利用)2万7740円
JR東海ツアーズ「日帰りパック」で往復(「のぞみ」普通車指定席利用)2万5280円
JR東海ツアーズ「EXダイナミックパック」で1泊2日(往復「のぞみ」普通車指定席利用、ホテル代込み)3万1080円
ぷらっとこだま」で日帰り往復2万2720円

料金は日によって変動するため、この表と異なる場合があります。

東京~新大阪間の往復所要時間は、「のぞみ」利用で4時間54分、「こだま」利用で7時間48分。

いちばん安いのは、「こだま」を使う「ぷらっとこだま」の2万2720円。

「のぞみ」に乗れるプランでいちばん安いのは、「日帰りパック」の2万5280円。

所要時間が往復で2時間54分延びるかわりに、料金が2560円安くなる

――という感じです。

ちなみに「日帰りパック」には、東海道新幹線の駅にある指定の売店で利用可能な500円クーポン、もしくは対象施設で使える「ご当地セレクトクーポン」が付いてきます。

ぷらっとこだま」で往復の場合は、「1ドリンク引換券」か「ご当地セレクトクーポン」が2つ付いてきます。

“おまけ”のお得感は、大きな差はない感じですね(「500円クーポン」はドリンク以外にも使えるので)。

なぜ「ぷらっとこだま」を選んだのか?

そこで私は「『ぷらっとこだま』で往復」を選んだわけですが、理由は次の2点。

  • 安い
  • 新幹線の移動時間は、パソコンで作業をしたり、スマホをポチポチしたり、駅弁を楽しんだり、寝たりなどしてればよく、それほど苦にならない

新幹線での所要時間が片道4時間をこえると飛行機を選ぶ人が多くなるという、「4時間の壁」という説があります。

実際、そのように片道4時間ぐらいまでなら、新幹線の旅はそれほど苦にならない人が多いのではないでしょうか。

一般的な高速バスの座席より、また飛行機のエコノミークラスより、新幹線の普通車のほうが快適ですしね。

東海道新幹線のN700系電車
東海道新幹線のN700系電車

予約、そして乗車

ぷらっとこだま」での予約、乗車は、そのサイトに書いてあるとおりにやれば、特に問題ないと思います。

私は、「ぷらっとこだま」の予約を自分のスマホのモバイルSuicaにひも付け、次の流れで利用しました。

  1. 自宅最寄りのJR在来線の駅で、自動改札機にスマホをタッチし、中に入る。
  2. JR在来線で東京駅に移動。
  3. 東京駅の東海道新幹線乗り換え口で、自動改札機にスマホをタッチ。
  4. 指定された「こだま」の、指定された席に座る。
  5. 新大阪駅のJR在来線乗り換え口で、自動改札機にスマホをタッチ。
  6. JR在来線で大阪駅に移動。
  7. 大阪駅の自動改札機で、そのスマホをタッチし、外に出る。

自分のモバイルSuicaや交通系ICカードと「ぷらっとこだま」の予約をひも付けておけば、ふつうにタッチして電車に乗るのと、特に変わらない感じです。

チケットレス乗車時に自動改札機で発行される「EXご利用票」
チケットレス乗車時に自動改札機で発行される「EXご利用票」

クーポン同時2枚使用

ぷらっとこだま」は片道あたり1枚、「1ドリンク引換券」か「ご当地セレクトクーポン」が付いてきます。

私は今回、大阪で観光するほどの余裕はなかったので、行きも帰りも「1ドリンク引換券」を使おうと考えました。

「1ドリンク引換券」は、税込み320円までの飲料に引き換えられるもの。

つまり、値段が高めなお酒に引き換えるとよりお得、ということになります。

しかし私は今回、大阪での用事を終えるまで飲酒NG。

なので、大阪から東京へ帰るときに、新大阪駅の売店で「1ドリンク引換券」を2枚、使いました。

行きのクーポンは行きに使わねばならない、といったことはなく、問題なく使えました。

ただ、これらのクーポンに有効期限がない、というわけではありません。

2026年10月1日(木)以降に列車を利用する場合は、「原則ご乗車日当日に限り有効」とのことです(それまでは乗車当日から8日間)。

実はグリーン車に乗りました

このとき私は、往復ともグリーン車プランにしました。

ぷらっとこだま」で東京~新大阪間を往復する場合、普通車プランは2万2720円ですが、グリーン車プランだと2万5100円。

それでも「のぞみ」往復でいちばん料金が低いJR東海ツアーズ「日帰りパック」の2万5280円より安く、しかもその値段でグリーン車を使えるなら、むしろコスパがいいとも思えるからです。

片道およそ4時間という長めの乗車になるので、その点でもグリーン車を選ぶ価値はあるように思います。

東海道新幹線のグリーン車は、普通車指定席とくらべてあまり混雑せず、静かで、落ち着いています。

のんびりしたいとき、疲れているとき、「ぷらっとこだま」のグリーン車プランはオススメです。

東海道新幹線のN700系グリーン車
東海道新幹線のN700系グリーン車

この記事のまとめ

高速バス、普通列車、新幹線「のぞみ」、飛行機など、いろいろある、東京~名古屋~大阪間の移動手段。

それらのなかで「ぷらっとこだま」は――

体力への影響が少なく、それでいて安めな移動方法

――だと思います。

「こだま」は、「のぞみ」「ひかり」とくらべて車内の雰囲気ものんびりしていることが多いように思うので、休憩をかねて移動する的な感じで「ぷらっとこだま」を楽しむのもアリでしょう。

浮いたお金で、駅弁でも食べながら。

私は正直、普段は「のぞみ」を使うことが多いですが、ときどき「ぷらっとこだま」ゆっくり旅をしたくなります。

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