【2026年版】羽田空港「モノレール・京急」どっちオススメ? 違いは?

電車FAQ
この記事は広告を掲載しています
羽田空港にアクセスできる東京モノレールと京急
羽田空港にアクセスできる東京モノレールと京急

電車で羽田空港へアクセスする場合、「東京モノレール」と「京急(京浜急行電鉄)」というふたつの選択肢があります。

どちらを選ぶとよいか、悩む方も多いかもしれません。

それぞれのいいところ、微妙なところ、オススメについて、鉄道ライターが個人的な見解をお話しします。

鉄道、乗り物、旅行に関する取材、記事制作などを行っています。鉄道ライター、トラベルライター。日本の鉄道はJR、私鉄とも完乗。東京都在住。一児の父。

我が家の羽田空港アクセスは…

我が家の場合、羽田空港アクセスは基本的に「東京モノレール」を利用します。

その理由として大きいのは、「息子が『東京モノレールがいい』と言うから」です。

息子と羽田空港に行くとき、「東京モノレールと京急、どっちに乗る?」と聞くと、現在小学3年生の息子は「東京モノレール」と即答します。幼稚園児のころから。

東京モノレールの10000形電車
東京モノレールの10000形電車

「東京モノレール」が選ばれる理由

なぜ息子は「東京モノレール」を選ぶのか、理由は次のあたりのようです。

  • 「モノレール」という乗り物を楽しめる機会がそもそも少ない(珍しい、非日常感がある)
  • 東京モノレールの車窓は見晴らしがよく、レインボーブリッジ、大井競馬場、羽田空港と駐機中の飛行機などを眺められる
  • 東京モノレールは線路が京浜運河の上を走ったり、そこへ潜るようになったり、敷かれ方がダイナミックで、アトラクション的な意味で楽しい
  • 運転席のすぐ後ろに運転士気分を味わえる「展望席」がある

息子と東京モノレールに乗るときは100%、「先頭がいい!」と言われます。京急の「展望席」にも乗せたことがありますが、それでも「東京モノレール」とのこと。

羽田空港へ行く場合、京急だと品川駅で並んでも座れるとは限りませんが、東京モノレールだと浜松町駅で並べば座れる、というのもポイントかもしれません。

また、東京モノレールで交通系ICカードを使い浜松町~羽田空港間を利用すると、JAL、ANAのマイルがたまるというのもいいところでしょう(京急にもANAのマイルがたまる切符がありますが)。

東京モノレールの「展望席」を楽しむ息子
東京モノレールの「展望席」を楽しむ息子

鉄道ライターとして感じる魅力

鉄道ライターの私は、JRから私鉄、第三セクターまで、日本の鉄道路線すべてに乗車したことがあります(もちろん旅客営業している路線に限ります)。

その経験からいいますが、東京モノレールは日本の鉄道路線のなかで特に楽しい路線のひとつ、として過言ではない、と思っています。

先述した見晴らし、アトラクション的な楽しさは国内トップクラスです。

車窓から広大な羽田空港、レインボーブリッジ、湾岸のタワーマンション、倉庫街、東京タワーなどが見えるため、「東京」を強く感じられるのも魅力でしょう。観光で東京へ来た方には、その「観光」のひとつとして「東京モノレール」自体をオススメできます。

東京モノレールには「東京パノラマライン」という愛称が与えられていますが、過剰な表現ではないでしょう。

京浜運河の上を行く東京モノレール
京浜運河の上を行く東京モノレール

「旅」の演出装置として

東京23区内に住む私にとって東京モノレールは、「旅行」を楽しむための重要な装置になっています。

自宅から羽田空港へ行くとき、一般的な電車と構造が大きく違う東京モノレールに足を踏み入れると、旅の非日常感が盛り上がってきます。車窓も生活感が少ないです。

また羽田空港から自宅へ帰るとき、一般的な電車が走る京急線に乗ると、車内へ足を踏み入れた瞬間に気分が「日常」へ引き戻されます。

しかし東京モノレールだと、もう少し旅の余韻に浸ることができます。現実へ引き戻される前のクッション的な感じで、切なくもどこか愛しい時間、といいますか。

京急は、どうも雰囲気が一気に日常の通勤通学シーンになってしまうんですよね……。

「東京モノレール」の微妙なところ

ただ東京モノレールは、同じく羽田空港アクセスに使える京急と比べた場合、次の弱点があります。

直通運転していない

京急線は、都営地下鉄浅草線、京成線方面と直通運転を実施。横浜駅方面にも直通列車があるため、乗り換えなしで移動できるエリアが広いです。

対し東京モノレールは、多くの場合で乗り換えが必要になってきます。

第1ターミナルからは始発ではない

羽田空港の第1ターミナル、第2ターミナルから電車に乗る場合、京急だと始発の列車を利用することになり、着席できる可能性が高いです。

対し東京モノレールでは、おもにANAが発着する第2ターミナル利用の場合は始発駅から乗車することになりますが、おもにJALが発着する第1ターミナル利用の場合は途中駅から乗ることになるので、着席できる可能性が下がってしまいます。

羽田空港にある東京モノレールと京急の駅(羽田空港公式サイトより引用)
羽田空港にある東京モノレールと京急の駅(羽田空港公式サイトより引用)

料金が高い

京急で品川~羽田空港各駅間の移動をした場合、その料金は327円です(ICカード利用時)。

対し、東京モノレールで浜松町~羽田空港各駅間の移動をした場合、その料金は519円です(ICカード利用時)。

出発地や目的地から浜松町駅のほうが近い場合など、一概に東京モノレールだと高くなるとはいえませんが、差があるのは確かです。

ただ、土休日や夏休み期間などの限定発売ですが、「モノレール&山手線内割引きっぷ」を使うと、羽田空港から山手線内の各駅へ590円で行くことが可能。「羽田空港発のみの発売」という制約はあるものの、京急線利用より安く済む場合もあるでしょう。

「京急」のいいところ

羽田空港アクセスに京急を使った場合のメリットは、「東京モノレールの微妙なところ」の逆でしょうか。

広いエリアに直通しており、羽田空港(第3ターミナルを除く)から始発列車に乗れ、料金が安め、です。

京急、都営、京成といった各社の車両に乗れる、というのも魅力だとは思いますが、一般的ではないですよね、すみません。

羽田空港にも顔を出す都営5500形電車
羽田空港にも顔を出す都営5500形電車

「京急」を選ぶときもあります

私は、息子と一緒のときは先述の通り「東京モノレール」一択状態ですけども、ひとりだと「京急」を選ぶこともあります。

羽田空港から帰宅するとき、私は浜松町駅、品川駅のどちらに到着しても、北に向かう列車を利用することになるのですが、この北に向かう列車に乗る場合、品川駅から乗ったほうが空いているからです。

安いというのも、「京急」を選ぶポイントです。

私の場合、自宅最寄り駅と羽田空港の移動は東京モノレール利用のほうがやや早く着きますが、これらの理由から、ひとりの場合はしばしば京急も使います。

京急の1000形電車
京急の1000形電車

混雑するのはどっち?

「東京モノレール」と「京急」、どちらが混雑するかについて。

時間帯や方向などで変わってくるため一概にはいえませんが、体感的に大きな差はないように思います。

なので、「どっちが混むか」「どっちが空いているか」という観点で選ぶのは、あまり意味がないかもしれません。

近いのはどっち?

「東京モノレール」と「京急」の駅、どちらが羽田空港のターミナルに近いのでしょうか。

羽田空港にある東京モノレールの駅は、「羽田空港第1ターミナル」「羽田空港第2ターミナル」「羽田空港第3ターミナル」の3駅。

対し京急は、「羽田空港第1・第2ターミナル」「羽田空港第3ターミナル」の2駅。

京急は第1、第2ターミナルで駅を兼用している形なので、電車の乗車位置によって「第1ターミナルには近いが第2ターミナルには遠い車両」「その逆の車両」が出てきます。

そうしたことなどから、基本的には東京モノレールのほうが出発ロビーなどには近いです。第3ターミナルに行くときは、東京モノレールだとフロアが出発ロビーと同じ3階で、特に便利ですね。

ただ京急利用の場合も、第1ターミナルを使うときは羽田空港に向かって後ろ側、第2ターミナルを使うときは前側の車両に乗ればいいので、それほど気にしなくていいと思います。

京急の羽田空港第1・第2ターミナル駅はT1とT2のあいだにある(京急公式サイトより引用)
京急の羽田空港第1・第2ターミナル駅はT1とT2のあいだにある(京急公式サイトより引用)

結局どっちがいいの?

結局、「東京モノレール」と「京急」のどっちがいいのでしょうか。

いつ、どこから羽田空港へ電車で行くのか、どこへ羽田空港から電車で行くのかによって、どうにでも変わると思います。

ぶっちゃけ、お手元の乗換案内アプリで出てきたプランのなかから、時間や料金などを見て選べばいいでしょう。

羽田空港の駅ホームからターミナルまでの距離は、近い場合があるのは東京モノレールなので、ここが重要なら東京モノレールがオススメにはなるものの、全体的にはどちらでも大きくは違わないと思います。安いほうがいいなら、基本的に京急有利でしょうし。

ただ、ひとりの鉄道ライター、鉄道ファンとしては、東京モノレールが持つ「車窓」や「仕組み」といった鉄道的な魅力を、一度は体験してみてほしいとも思います。

「羽田空港」お役立ち情報

羽田空港について、次の各ページもあわせてお役立てください。

タイトルとURLをコピーしました