Appleのタブレット「iPad(A16)」を実際に購入。これまで自分用にAndroid、子供用にAmazon Fireタブレットを使ってきた鉄道ライターの恵 知仁が、初めて「iPad」を使って感じたこと、違いを素直にレビューします。
価格の表記は、原則としてすべて税込みです。

スペック・購入価格
Appleのタブレット「iPad(A16)」をレビューするにあたり、商品の基本的な情報、スペックについて、以下にまとめます。
Apple「iPad(A16)」にはバリエーションがありますが、私が購入したのは、Wi-Fiモデル、ストレージ128GB、色はブルー。
購入日は2025年11月23日、購入場所はAmazon、購入価格は4万9800円です。
| 商品の発売日 | 2025年3月4日 |
| 市場想定価格 | 5万8800円 |
| サイズ | 179.5×248.6×7(mm) |
| 重量 | 477g |
| 画面サイズ | 11インチ(液晶) |
| 解像度 | 2360×1640 |
| リフレッシュレート | 60Hz |
| SoC | Apple A16 |
| メモリ/ストレージ | 6GB/128GB |
| 外部メモリ | ― |
| バッテリー容量 | 28.93Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー |
| 充電 | USB-C |
| オーディオ | ステレオスピーカー(横向き)、デュアルマイク |
| OSバージョン | iPadOS 18.7.2 |
| カメラ | リア:12MP広角カメラ、f1.8絞り値 フロント:12MP広角カメラ、f2.4絞り値 |
| ネットワーク・接続 | 2×2 MIMO対応Wi-Fi 6(802.11ax)、同時デュアルバンド、Bluetooth 5.3 |
| SIM | ― |
| 位置情報 | デジタルコンパス、Wi-Fi、iBeaconマイクロロケーション |
| センサー | Touch ID、3軸ジャイロ、加速度センサー、気圧計、環境光センサー |
| 生体認証 | Touch ID |
| その他 | ― |
現在の販売価格
私が購入したWi-Fiモデル、ストレージ128GBのAppleのタブレット「iPad(A16)」は、5万8800円で発売されました。
これを私は2025年11月、Amazonでブラックフライデーセールが開催されているときに、4万9800円+Amazonポイント2839ポイント還元で購入しました。
通常のポイント還元は1494ポイントでしたが、Amazonのポイントアップキャンペーンで条件を満たしたことから、2839ポイントになっています。
使用レビュー
買ってよかった?
Appleのタブレット「iPad(A16)」を買ってよかったかどうかについて、結論からいうと、「買ってよかった(普通に満足)」と思っています。
レビューの基準
- ★3:可もなく不可もなく
- ★3.5:どちらかといえば買ってよかった
- ★4:買ってよかった(普通に満足)
- ★4.5:買ってよかった(かなり満足)
- ★5:買ってよかった(大満足)
なぜそう思ったか
Appleのタブレット「iPad(A16)」購入の動機は、おもに以下の点です。
- 息子が大好きな「Minecraft」のため
- タブレットを使った学習を、息子がより行えるようにするため
- クリエイティブな楽しみを、息子がより体験できるようにするため
- 長年Windows、Androidユーザーだった私も、一度はApple製品を買って使ってみたい
「息子(小学2年生)が楽しく、いろいろ活用できるタブレットがほしかったから」が、おもな購入の理由です。詳しくは、次のページをご覧ください。
このApple「iPad(A16)」について、価格、性能、使い勝手とも、大きな不満はありません。一般的な家庭における一般的な使い方では、Apple「iPad(A16)」で十分ではないでしょうか。
タブレットをストレスなく使いたいのであれば、このApple「iPad(A16)」のような4~5万円クラス以上のものがいいのでしょうね。2~3万円クラスのタブレットとは、この「使っていて感じるストレス」の点でなかなかの違いがあるように思います。

さて、「Android・Fireとの違い」について。
私はこれまでスマートフォン、タブレットは、Android系のものしか使ってきませんでした。なのでApple「iPad(A16)」を使うにあたって、戸惑った部分もありました。
まず、文字入力時にカーソルを移動させる方法。Apple「iPad(A16)」では、「ソフトウェアキーボードのスペースキーを長押しする」ですね。
そのほかにも基本的な操作方法の部分で「Android系との違い」はいろいろありますが、なんとなく分かるので問題は特にないですね。
ただマルチユーザー機能の有無は、結構大きいかもしれません。
Android系のスマートフォン、タブレットは、ひとつのデバイスを複数ユーザーで切り替えて使えます(すべてではないかもしれませんが)。
特に、私がこれまで子供用として使っていたAndroid系のAmazon「Fire HD 10 キッズプロ」は、子供向けだけあって、よくできています。
基本的に大人がそのタブレットの所有者であり、その上でユーザー登録された子供が、大人が管理する条件のもとそのタブレットを使える、というしくみです。

しかしApple「iPad(A16)」は、そうしたマルチユーザー的なしくみがないんですよね。ひとりひとりがAppleのデバイスを所有し、大人のデバイスから子供のデバイスを管理する、という感じでしょうか。
でも、今回購入した「iPad(A16)」は息子専用ではなく、私や妻も使いたいです。
Amazon「Fire HD 10 キッズプロ」のように基本は大人が所有し、子供が使いたいときはユーザーを子供に切り替えて使える、というしくみがあると大変便利なのですが、「iPad(A16)」にはありません。
そのため「家族でひとつのタブレットを使いたい」という目的においては、Apple「iPad(A16)」はAmazon「Fire HD 10 キッズプロ」、Android系のタブレットほど便利ではない、と思いました。
とりあえず、Apple「iPad(A16)」を息子と私、妻で共有するにあたって、共有用のApple Accountを作り、スクリーンタイムの設定内容を基本「子供用」として、大人が必要なときにその設定を解除して使う、という形にしています。
ユーザーを分けられるわけではないので、面倒が発生する可能性がありますが、そうならないよう気をつけて。
あと、Amazon「Fire HD 10 キッズプロ」は、文字の手書き入力が最初からかんたんに選べるようになっているのも、子供向けとして親切ですね。
Apple「iPad(A16)」では、「設定」→「一般」→「キーボード」→「キーボード」→「新しいキーボードを追加」→「日本語 – 手書き」でした。
「手書き入力はできないんだ」と言って、息子にローマ字を覚えさせようかなとも思いましたが(笑)
満足しているところ
Appleのタブレット「iPad(A16)」については、基本的に満足しています。
小学2年生の息子も「Minecraft」のほか、「Google Earth」をヌルヌル動かすなど楽しんでいるようです。
「Androidとの違い」については「郷に入っては郷に従え」ですし、慣れの問題ですよね。
不満なところ
Appleのタブレット「iPad(A16)」の不満は、家族で1台を共有する方法があまりスマートでないことでしょうか。
Appleの考え方もあると思いますし、そもそも「iPad(A16)」は子供向けというわけでもないですが、これが引っかかって、私的には星の数が4.0にとどまっている感じです。
約5万円という価格については、金額だけ見ると安くはないものの、ストレスなくいろいろ使えるタブレットがこの価格なのは適正、もしくはコスパいい、といえるのかもしれませんね。
もし私にマルチユーザー機能が不要だったら、星4.5かも。
補足事項
私はAppleのタブレット「iPad(A16)」を、画面カバーが横置きスタンドになるケース「ProCase iPad 11世代/10世代 ケース iPad(A16)11インチ 2025/10.9インチ 2022通用 A2696 A2757 A2777 ペン収納 耐衝撃 三つ折り スタンド スマートカバー(ネイビー)」をつけて、使っています。
ペンをケースに収納できるのがポイント。Amazonで、999円で購入しました。

安くて、その値段を考えれば質感も十分だと思います。カバーの開閉に連動するオートスリープ機能も、問題ないです。
ただペンを収納するとき、構造上、「iPad(A16)」本体にペンがこすれるんですよね。
これぐらいではペンも本体も傷つかないようにも思いますが、気にならなくもないです……。

Amazonで、1612円で購入しました。
価格7倍と高価なApple Pencilと違い筆圧検知などはないですが、問題なく使えています。
画面保護フィルムは、私は使わない派です。

