疑問質問「上越新幹線」鉄道ライターが回答

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記事執筆者

鉄道、乗り物、旅行に関する取材、記事制作などを行っています。鉄道ライター、乗り物ライター。日本の鉄道はJR、私鉄とも完乗。子鉄の父。

上越新幹線のE7系電車
上越新幹線のE7系電車

駅一覧

上越新幹線(東京~新潟)
JR東日本路線図(JR東日本ウェブサイトより引用)
JR東日本路線図(JR東日本ウェブサイトより引用)

路線について

Q
「上越新幹線」どこからどこまで?
A

東京駅(東京都千代田区)と新潟駅(新潟市中央区)を、高崎駅(群馬県高崎市)経由で結ぶ333.9kmが「上越新幹線」です。

ただ距離について、「333.9km」は在来線の上越線などへあわせたもの。上越新幹線の実際の距離は、やや短い300.8kmになります。

また上越新幹線には、越後湯沢駅で「本線」と分かれてガーラ湯沢駅へ向かう、長さ1.8kmの「支線」があります。

ガーラ湯沢駅はスキー場に隣接する臨時駅で、基本的に、冬のスキーシーズンだけ営業。東京駅とガーラ湯沢駅を結ぶ直通の「たにがわ」も走ります。

Q
「上越新幹線」と「北陸新幹線」の違い・関係は?
A

「上越新幹線」は、東京駅と新潟駅のあいだ333.9kmを、高崎、越後湯沢、長岡駅経由で結ぶ路線。運行はJR東日本です。

北陸新幹線」は、東京駅と敦賀駅のあいだ575.6kmを、高崎、長野、富山、金沢、福井駅経由で結ぶ路線。運行は、東京~上越妙高間がJR東日本、上越妙高~敦賀間がJR西日本です。

上越新幹線と北陸新幹線は、東京~高崎間の105.0kmで、線路を共有している形ですね。

正確に表現すると、北陸新幹線は高崎~敦賀間の470.6kmで、大宮~高崎間の74.7kmは上越新幹線に、東京~大宮間の30.3kmは東北新幹線に直通している形なのですが、忘れてもいい情報だと思います。

Q
上越新幹線「上り」「下り」どっちがどっち?
A

原則として、日本の鉄道は東京駅方面に向かう列車が「上り」、逆が「下り」です。

そのため上越新幹線は、東京駅方面に向かう列車が「上り」、新潟駅方面に向かう列車が「下り」になります。

上越新幹線のE7系電車
上越新幹線のE7系電車

駅について

Q
上越新幹線で「みどりの窓口」がある駅は?
A

「みどりの窓口」がある東北新幹線の駅は、東京、上野、大宮、熊谷、本庄早稲田、高崎、長岡、新潟、ガーラ湯沢です(2025年1月現在)。

上毛高原、越後湯沢、浦佐、燕三条駅に、「みどりの窓口」はありません。代わりに、オペレーターと通話しながらきっぷを予約、購入できる「話せる指定席券売機」が設置されています。

「みどりの窓口」の営業時間は駅ごとに異なり、JR東日本のホームページで調べることができます。

ガーラ湯沢駅の「みどりの窓口」は、原則として同駅へ新幹線が運行されているときのみの営業です。

近年は駅窓口の縮小が続いていて、変化が起きやすいため、ご注意ください。

Q
上越新幹線で乗降客数が多い駅は?
A

上越新幹線各駅の、2023年度における1日平均の利用者数は次の通り。新幹線利用者のみの数字です。

  1. 東京(6万5056人)
  2. 大宮(3万291人)
  3. 高崎(1万2942人)
  4. 上野(1万1559人)
  5. 新潟(8908人)
  6. 長岡(4158人)
  7. 熊谷(3510人)
  8. 越後湯沢(3099人)
  9. 本庄早稲田(1929人)
  10. 燕三条(1659人)
  11. ガーラ湯沢(1098人)
  12. 浦佐(692人)
  13. 上毛高原(676人)