疑問質問「JR京浜東北線」鉄道ライターが回答

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鉄道、乗り物、旅行に関する取材、記事制作などを行っています。鉄道ライター、乗り物ライター。日本の鉄道はJR、私鉄とも完乗。子鉄の父。

京浜東北線のE233系電車
京浜東北線のE233系電車

駅一覧

JR京浜東北線(大宮~横浜)
首都圏のJR東日本路線図(JR東日本ウェブサイトより引用)
首都圏のJR東日本路線図(JR東日本ウェブサイトより引用)

路線について

Q
「京浜東北線」どこからどこまで?
A

大宮駅(さいたま市大宮区)と横浜駅(横浜市西区)を、東京駅(東京都千代田区)経由で結ぶ59.1kmが「京浜東北線」です。

Q
「京浜東北線」と「根岸線」の違い・関係は?
A

「京浜東北線」は、大宮駅と横浜駅を、東京駅経由で結ぶ59.1kmの路線です。

「根岸線」は、横浜駅と大船駅を、桜木町駅経由で結ぶ22.1kmの路線です。

横浜駅で接続する京浜東北線と根岸線は直通運転を行っており、一体的な運行を実施。そのため、あわせて「京浜東北・根岸線」と呼ばれることもあります。

Q
「京浜東北線」と「山手線」の違い・関係は?
A

京浜東北線と山手線の電車は、田端~東京~品川間で、隣同士の線路を併走します。

京浜東北線と山手線の乗り換えは、高輪ゲートウェイ、品川駅を除き、同じホームで可能。そのため、京浜東北線と山手線の乗り換えは、階段なしでOKな田端~東京~田町間で行うのがオススメです。

停車駅も基本的に同じですが、京浜東北線は日中、山手線と併走する田端~東京~浜松町間で快速運転を実施。京浜東北線は快速、山手線は各駅停車と、役割分担する形になります。

所要時間は、京浜東北線の快速がもっとも早く、それ以外は京浜東北線も山手線も、ほぼ同じです。

Q
「京浜東北線」と「東海道線」の違い・関係は?
A

京浜東北線と東海道線の電車は、東京~横浜間で、隣同士の線路を併走します。

東京~横浜間の駅数は、京浜東北線の15に対し、東海道線は5。所要時間は、たとえ京浜東北線の快速に乗ったとしても、東海道線の普通のほうが早いです。

Q
京浜東北線「上り」「下り」どっちがどっち?
A

原則として、日本の鉄道は東京駅方面に向かう列車が「上り」、逆が「下り」です。

しかし京浜東北線は、東京駅が途中にあるため、この表現ができません。

途中で「上り」から「下り」に変わってしまうのも、ややこしいです。

そのため京浜東北線では、大宮駅方面に向かう列車を「北行(ほっこう)」、横浜駅方面に向かう列車を「南行(なんこう)」と表現します。

Q
京浜東北線沿線の住みやすさは?
A

国土交通省が発表している都市鉄道の混雑率調査結果(2023年度)によると、京浜東北線の最混雑区間は、川口駅から赤羽駅のあいだが混雑率150%、大井町駅から品川駅のあいだが混雑率146%。

埼京線の160%、中央線の158%、東海道線の151%、総武線快速の148%、横須賀線の134%、高崎線の130%、宇都宮線の116%などと比較し、高い部類の数字になっています。

京浜東北線のE233系電車(右)と山手線のE235系電車
京浜東北線のE233系電車(右)と山手線のE235系電車

駅について

Q
ホームドアの設置予定は?
A

京浜東北線では今後、2031年度末ごろまでに、大宮~横浜間の全駅でホームドアを整備する計画があります。

一体的に直通運転を行う根岸線でも、2031年度末ごろまでに、横浜~大船間の各駅でホームドアを整備する計画があります。

Q
京浜東北線で「みどりの窓口」がある駅は?
A

「みどりの窓口」がある京浜東北線の駅は、大宮、浦和、川口、赤羽、日暮里、上野、秋葉原、東京、新橋、品川、蒲田、川崎、鶴見、東神奈川、横浜です(2025年1月現在)。

営業時間は駅ごとに異なり、JR東日本のホームページで調べることができます。

近年は駅窓口の縮小が続いていて、変化が起きやすいため、ご注意ください。

Q
京浜東北線で乗降客数が多い駅は?
A

京浜東北線の各駅は乗降客数が大変多く、JR東日本の「乗降客数ベスト100」に、京浜東北線36駅中の28駅がランクインしています。

各駅の2023年度における1日平均の乗降客数、JR東日本各駅での順位(末尾の数字)は次の通り。頭の数字は、京浜東北線内での順位です。

  1. 東京(40万3831人/3位)
  2. 横浜(36万2348人/4位)
  3. 品川(27万4221人/6位)
  4. 大宮(24万4393人/7位)
  5. 新橋(21万9113人/8位)
  6. 秋葉原(21万1998人/9位)
  7. 川崎(18万7310人/11位)
  8. 上野(16万2555人/13位)
  9. 浜松町(12万6667人/16位)
  10. 有楽町(12万5532人/20位)
  11. 蒲田(12万1107人/22位)
  12. 田町(11万9356人/24位)
  13. 日暮里(10万2143人/28位)
  14. 赤羽(9万1642人/35位)
  15. 浦和(8万8213人/39位)
  16. 西日暮里(8万8139人/41位)
  17. 神田(8万7879人/42位)
  18. 大井町(8万4189人/46位)
  19. 大森(7万8233人/49位)
  20. 川口(7万4001人/54位)
  21. 鶴見(6万9668人/58位)
  22. 御徒町(6万852人/66位)
  23. 王子(5万6939人/69位)
  24. 蕨(5万3921人/78位)
  25. 南浦和(5万3808人/79位)
  26. 西川口(5万2921人/80位)
  27. さいたま新都心(5万2622人/82位)
  28. 北浦和(4万7163人/93位)
  29. 田端(3万9231人)
  30. 東神奈川(3万3583人)
  31. 与野(2万5009人)
  32. 鶯谷(2万3234人)
  33. 東十条(2万2041人)
  34. 新子安(2万481人)
  35. 高輪ゲートウェイ(1万1110人)
  36. 上中里(6895人)