疑問質問「JR宇都宮線」鉄道ライターが回答

東京駅と宇都宮駅、黒磯駅のあいだがJR宇都宮線ですが、列車の運行体系など実質的にJR宇都宮線は、東京～宇都宮間109.5kmと、宇都宮～黒磯間53.8kmの2区間に分かれています。

なお東京～宇都宮間のうち、東京～大宮間はJR高崎線と同じ線路を走ります。

かんたんにいうと、東京駅と宇都宮駅、黒磯駅のあいだを走る列車が「JR宇都宮線」です。

このJR宇都宮線の列車のうち、上野駅、東京駅経由でJR東海道線方面（平塚駅、小田原駅、熱海駅など）へ直通するものが「上野東京ライン」と思ってよいでしょう。

なお上野東京ラインには、JR高崎線、JR常磐線方面とJR東海道線方面を直通する列車もあります。

ややこしいですね。

かんたんにいうと、東京駅と宇都宮駅、黒磯駅のあいだを走る列車が「JR宇都宮線」です。

このJR宇都宮線の列車のうち、赤羽駅から池袋駅、新宿駅、渋谷駅経由でJR横須賀線方面（大船駅、鎌倉駅、逗子駅）へ直通するものが「湘南新宿ライン」と思ってよいでしょう。

なお湘南新宿ラインには、JR高崎線方面とJR東海道線方面を直通する列車もあります。

ややこしいですね。

東京～盛岡間の535.3kmを結ぶJR東北本線のうち、東京～宇都宮～黒磯間の163.3kmに対し「宇都宮線」という愛称をつけて呼んでいる形です。

「宇都宮線」という愛称が使われ出したのは、1990年（平成2年）のこと。現在ではすっかり定着し、東京～宇都宮～黒磯間を「東北本線」と呼ぶ人は、ほとんどいないように思います。

ちなみに、かつてのJR東北本線は東京～青森間の739.2kmを結んでいましたが、東北新幹線の延伸開業により、盛岡～青森間はJRから経営分離。第三セクター鉄道のIGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道になりました。

かんたんにいうと、東京駅と宇都宮駅、黒磯駅のあいだを走る列車が「JR宇都宮線」で、東京駅と高崎駅のあいだを走る列車が「JR高崎線」です。

JR宇都宮線とJR高崎線は、東京～大宮間では同じ線路を走ります。

「宇都宮線」と呼ばれる鉄道路線は、JR東日本の宇都宮線のほか、東武鉄道の宇都宮線もあります。

東武鉄道の宇都宮線は、新栃木駅と東武宇都宮駅を結ぶ24.3kmの路線。新栃木駅から東武鉄道の日光線に直通する列車も走ります。

なお、JR宇都宮駅と東武宇都宮駅は1.8kmほど離れているため、注意が必要です。

大宮駅から宇都宮駅方面へ向かうJR宇都宮線の列車は、9番線か11番線の発車が基本。上野東京ラインから来た列車は9番線、湘南新宿ラインから来た列車は11番線からの発車です。

大宮駅から東京駅、新宿駅方面へ向かうJR宇都宮線（上野東京ライン、湘南新宿ライン）の列車は、3番線か4番線から発車します。

なお、大宮駅から東京駅、新宿駅方面へは、6番線、7番線からも、JR高崎線方面から来た列車が発車します。

JR宇都宮線（上野東京ライン、湘南新宿ライン）の列車は、15両編成で走っている場合、小金井駅で5両（11～15号車）を切り離すことがあります。

この場合、小金井駅で切り離される5両は、たとえ列車としては宇都宮駅行きでも、行き先表示が「小金井」です（宇都宮駅まで行く10両は「宇都宮」表示）。

宇都宮駅方面へ行きたい人は小金井駅で乗る車両を変えるか、最初から1～10号車へ乗車せねばなりません。

逆に、宇都宮駅方面から東京駅、新宿駅方面に向かう列車が小金井駅で、後ろへ5両（11～15号車）を連結することもあります。この場合、小金井駅で増結された5両に移動すると、空いていてくつろげるかもしれません。

JR宇都宮線（東京～宇都宮）を走る普通列車の停車駅は、東京、上野、尾久、赤羽、浦和、さいたま新都心、大宮、土呂、東大宮、蓮田、白岡、新白岡、久喜、東鷲宮、栗橋、古河、野木、間々田、小山、小金井、自治医大、石橋、雀宮、宇都宮です。通過駅はありません。

JR宇都宮線（東京～宇都宮）の快速列車は、「ラビット」の列車名で走ります。停車駅は東京、上野、赤羽、浦和、大宮、東大宮、蓮田、久喜、古河、小山、小金井、自治医大、石橋、雀宮、宇都宮です。

JR宇都宮線（宇都宮～黒磯）を走る列車は、すべて普通列車で、宇都宮、岡本、宝積寺、氏家、蒲須坂、片岡、矢板、野崎、西那須野、那須塩原、黒磯の各駅に停車します。通過駅はありません。

JR宇都宮線、上野東京ラインを走る普通列車の停車駅は、宇都宮、雀宮、石橋、自治医大、小金井、小山、間々田、野木、古河、栗橋、東鷲宮、久喜、新白岡、白岡、蓮田、東大宮、土呂、大宮、さいたま新都心、浦和、赤羽、尾久、上野、東京、新橋、品川、川崎、横浜、戸塚、大船、藤沢、辻堂、茅ケ崎、平塚、大磯、二宮、国府津、鴨宮、小田原、早川、根府川、真鶴、湯河原、熱海です。通過駅はありません。

熱海駅から先、沼津駅発着の列車は函南、三島、沼津の各駅に、伊東駅発着の列車は来宮、伊豆多賀、網代、宇佐美、伊東の各駅に停車します。通過駅はありません。

JR宇都宮線、上野東京ラインの快速列車は、「ラビット」の列車名で走ります。快速「ラビット」は上野～小山間で通過駅があり、同区間の停車駅は上野、赤羽、浦和、大宮、東大宮、蓮田、久喜、古河、小山です。

JR宇都宮線、湘南新宿ラインを走る普通列車の停車駅は、宇都宮、雀宮、石橋、自治医大、小金井、小山、間々田、野木、古河、栗橋、東鷲宮、久喜、新白岡、白岡、蓮田、東大宮、土呂、大宮、浦和、赤羽、池袋、新宿、渋谷、恵比寿、大崎、西大井、武蔵小杉、新川崎、横浜、保土ケ谷、東戸塚、戸塚、大船、北鎌倉、鎌倉、逗子です。さいたま新都心駅は通過します。

JR宇都宮線、湘南新宿ラインの快速列車は小山～浦和間で通過駅があり、同区間の停車駅は、小山、古河、久喜、蓮田、東大宮、大宮、浦和です。

JR宇都宮線には、湘南新宿ライン方面、上野東京ライン方面、それぞれに快速列車が走っていますが、そのうち上野東京ライン方面の快速列車には「ラビット」という列車名があります。

快速「ラビット」は、1988年（昭和63年）に上野駅発着で運転を開始。その名残で上野東京ライン方面の快速列車に「ラビット」という列車名が与えられていますが、「列車名がある」ということ以外、特別なことはありません。グリーン車も連結されています。

この快速「ラビット」は、朝は上野東京ライン、夜は上野駅始発での運転です。

宇都宮駅行きの下り列車のみ、朝2本、夜2本の運転で、停車駅は東京、上野、赤羽、浦和、大宮、東大宮、蓮田、久喜、古河、小山、小金井、自治医大、石橋、雀宮、宇都宮です。

JR宇都宮線の通勤快速は2021年（令和3年）、快速「ラビット」に変更される形で、廃止されました。

ちなみにJR宇都宮線の通勤快速は、1988年（昭和63年）に登場した快速「スイフト」が始まり。1990年（平成2年）に「スイフト」という列車名がなくなって、通勤快速になりました。

東京駅、新宿駅方面へ向かうJR宇都宮線（上野東京ライン、湘南新宿ライン）の普通列車、快速列車は、古河駅、小金井駅、宇都宮駅が始発駅です。

東京駅、新宿駅方面から宇都宮駅方面へ向かうJR宇都宮線の普通列車、快速列車は、多くが上野東京ラインの平塚駅、小田原駅、熱海駅など、湘南新宿ラインの大船駅、逗子駅を始発駅にしていますが、朝、夕方、夜を中心に東京駅、上野駅、大宮駅始発の列車もあります。

2015年（平成27年）の上野東京ライン開通により、上野駅を始発とするJR宇都宮線の普通列車、快速列車はは激減しましたが、朝、夕方、夜を中心にちょくちょく走っています。

通勤通学時間帯、上野東京ラインの宇都宮駅方面行き列車に、上野駅から座ることは難しいですが、上野駅始発の列車なら、ホームで早めに並べば着席できるでしょう。

何時に上野駅始発の列車があるか、JR東日本のホームページで調べることができます。

2015年（平成27年）の上野東京ライン開通により、上野駅を行き先とするJR宇都宮線の普通列車、快速列車は激減しましたが、朝、夕方、夜を中心にちょくちょく走っています。

上野駅行きの列車は通常、上野駅で行き止まりホーム（13～17番線）に到着するため、1号車側に乗ると、乗り換えがしやすいです。

東京駅、新宿駅方面から宇都宮駅方面へ向かうJR宇都宮線（上野東京ライン、湘南新宿ライン）の普通列車、快速列車は、古河駅、小金井駅、宇都宮駅が終点です。

宇都宮駅方面から東京駅、新宿駅方面へ向かうJR宇都宮線の普通列車、快速列車は、多くが上野東京ラインの平塚駅、小田原駅、熱海駅など、湘南新宿ラインの大船駅、逗子駅を終点にしていますが、朝、夕方、夜を中心に上野駅、大宮駅が終点の列車もあります。

東京駅方面から宇都宮駅方面へ向かうJR宇都宮線の最終列車は、宇都宮駅行きが東京駅23時08分発、上野駅23時14分発、大宮駅23時42分発。熱海駅始発の列車です。

そして小金井駅行きが、東京駅23時32分発、上野駅23時38分発、大宮駅0時08分発。東京駅始発の列車で、この小金井駅行きが、JR宇都宮線全体の最終列車になっています。

また湘南新宿ラインからの最終列車は、新宿駅23時02分発、池袋駅23時07分発、大宮駅23時32分発の小金井駅行き（大船駅始発、土曜休日運休）。

いずれも、各駅に停車する普通列車です。

東京都、埼玉県方面から宇都宮駅を越えて黒磯駅に行く列車、その逆の列車とも、現在はありません。

「JR東日本アプリ」の「運行状況」から「列車走行位置」の「宇都宮線」を開き、各列車をタップすると、おおよそリアルタイムの混雑状況を確認することができます。グリーン車の混雑状況をチェックすることも可能です。

定期列車では、栗橋駅から東武日光線に乗り入れて、新宿駅と東武日光駅、鬼怒川温泉駅を結ぶ特急「スペーシア日光」「日光」「スペーシアきぬがわ」「きぬがわ」が運転されています。

特急「スペーシア日光」「日光」の停車駅は、新宿、池袋、浦和、大宮、栃木、新鹿沼、下今市、東武日光です。

特急「スペーシアきぬがわ」「きぬがわ」の停車駅は、新宿、池袋、浦和、大宮、栃木、新鹿沼、下今市、東武ワールドスクウェア、鬼怒川温泉です。

これら特急列車は、すべて指定席です（一部はグリーン個室）。定期券を使っての乗車はできません。事前にJR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」などで予約してから乗車する必要があります。

JR東日本は現在、田町駅付近から羽田空港へ向かう羽田空港アクセス線を整備中。この羽田空港アクセス線に、上野東京ライン（JR宇都宮線、JR高崎線、JR常磐線直通）の列車が走る計画があります。

詳細は発表されていないため、まだなんともいえませんが、羽田空港～東京～上野～大宮～宇都宮といった形で列車が走るかもしれませんね。

羽田空港アクセス線の開業は、2031年度を予定。羽田空港～東京間の所要時間は、約18分が想定されています。

東京駅、新宿駅方面と宇都宮駅方面を結ぶJR宇都宮線（上野東京ライン、湘南新宿ライン）の普通列車、快速列車は、10両編成、もしくは15両編成での運転です。そのうち4号車、5号車の2両は、グリーン車になっています。

JR宇都宮線（宇都宮～黒磯）の列車は、3両編成、もしくは6両編成での運転です。グリーン車はありません。

東京駅、新宿駅方面と宇都宮駅方面を結ぶJR宇都宮線（上野東京ライン、湘南新宿ライン）の普通列車、快速列車はどの列車も、基本的に4号車と5号車にグリーン車を連結しています。10両編成、15両編成の列車とも、4号車と5号車です。

なお、1号車は東京駅側、10号車、15号車は宇都宮駅側です。

JR宇都宮線（宇都宮～黒磯）の列車には、グリーン車がありません。

JR宇都宮線（宇都宮～黒磯）の列車には、グリーン車がありません。

小山駅、小金井駅始発で宇都宮駅方面に向かう列車には、グリーン車がない場合があります。

宇都宮駅から東京駅方面に向かうJR宇都宮線の普通列車のうち、朝のごく一部の列車は、途中の小金井駅からグリーン車を連結する場合があります。

JR宇都宮線（上野東京ライン、湘南新宿ライン）グリーン車の料金は乗車距離によって変わり、50kmまで750円、100kmまで1000円、101km以上1550円です。

東京駅から乗車した場合、久喜駅まで750円、石橋駅まで1000円、宇都宮駅まで1550円になります。

新宿駅から乗車した場合、東鷲宮駅まで750円、雀宮駅まで1000円、宇都宮駅まで1550円になります。

逆に、たとえば宇都宮駅から東京駅まで乗車した場合でも、料金は同じです。

大人、子供（小学生）とも料金は同じ。未就学児は無料で席を使えますが、可能なら混雑時は膝の上に座らせたほうがスマートですね。

なお記載の料金は、グリーン券をモバイルSuicaで購入した場合、駅の券売機でカードタイプのSuicaにグリーン券情報を記録して購入した場合のもの。駅などで紙のグリーン券を購入した場合、車内でグリーン券を購入した場合は、260円高くなります。

また各駅間の乗車距離、グリーン料金は、「JR東日本アプリ」や乗り換え案内アプリで乗車駅と降車駅を入力すれば、表示されるようです（アプリにもよりますが）。

まずグリーン券を、モバイルSuicaか、駅の券売機でカードタイプのSuicaにグリーン券情報を記録する形で購入したのち、JR宇都宮線（上野東京ライン、湘南新宿ライン）のグリーン車に乗って、空いている座席の上に設けられているランプ部分にスマートフォン、もしくはSuicaをタッチ。そこで、ランプが赤から緑に変わればOKです。

下車するときは、特に行うことはありません。リクライニングを元に戻し、ゴミをデッキのゴミ箱に捨て、降りましょう。

席を移動したい場合、移動先の席でスマートフォン、もしくはSuicaをタッチし直せば大丈夫です。

紙のグリーン券で乗車した場合、グリーン券がない場合、アテンダントが回ってくるので、対応してもらいましょう。

JR宇都宮線（上野東京ライン、湘南新宿ライン）のグリーン車では、アテンダントによる車内販売が行われており、ソフトドリンク、お菓子、アルコール、おつまみなどを買うことができます。Suicaでの支払いも可能です。

アテンダントが4号車の乗務員室にいるときは、そこへ行って買うこともできます。

JR中央線、JR横須賀・総武快速線の新型車両（E235系）のグリーン車は、スマートフォンの充電などに使えるコンセントを各席に備えていますが、JR宇都宮線（上野東京ライン、湘南新宿ライン）のグリーン車にはコンセントがありません。

5号車に、グリーン車の乗客専用トイレがあります。

JR宇都宮線（上野東京ライン、湘南新宿ライン）の列車はすべて、車内にトイレがあります。

10両編成の場合、1号車、5号車、6号車、10号車にトイレがあります。6号車と10号車のトイレは、どちらかがない場合があるため要注意。また5号車のトイレは、グリーン車の乗客専用です。

15両編成の場合、くわえて11号車にもトイレがあります。

おもに宇都宮～黒磯間を走っている短い編成の列車は、東京駅側の先頭車にトイレがあります（6両編成の場合は東京駅側から4両目にもあり）。

東京駅、新宿駅方面と宇都宮駅方面を結ぶJR宇都宮線（上野東京ライン、湘南新宿ライン）の普通列車、快速列車はすべて、ボックス席があります。

10両編成の場合、1号車、2号車、9号車、10号車にボックス席がありますが、9号車と10号車のボックス席はない場合があるため要注意です。

15両編成の場合、くわえて14号車と15号車にもボックス席があります。

おもに宇都宮～黒磯間を走っている短い編成の列車は、ボックス席がありません。

東京駅、新宿駅方面と宇都宮駅方面を結ぶJR宇都宮線（上野東京ライン、湘南新宿ライン）の普通列車、快速列車には、E231系電車、E233系電車が使われています。

宇都宮～黒磯間を走る普通列車には、E131系電車が使われています。また小山～宇都宮間でも、一部の列車にE131系電車が使われることがあります。

特急「スペーシア日光」「スペーシアきぬがわ」には東武100系電車が、特急「日光」「きぬがわ」には253系電車が使われています。

115系電車はかつて、JR宇都宮線の主力車両でしたが、E231系電車の登場によって完全に置き換えられ、2004年（平成16年）、JR宇都宮線から基本的に引退しました。

JR宇都宮線で使われていた115系電車には4両編成、7両編成、8両編成があり、その組み合わせで11両編成、12両編成、14両編成、15両編成でも運転されていました。グリーン車はありません。

115系電車は、いま思えばなかなかに走行音が豪快で、15両編成が通過したときは結構、うるさ――賑やかでしたね。

2013年（平成25年）から2022年（令和4年）まで、JR宇都宮線の宇都宮～黒磯間を中心に、4両編成の205系電車が走っていましたが、E131系電車に置き換えられて、引退しています。

JR宇都宮線で使われた205系電車は、京葉線や埼京線・川越線で使われていた車両を改造したものです。

JR宇都宮線の普通列車、快速列車として走っているE231系電車、E233系電車が、プラレールで発売されています。

E231系電車のプラレールはサウンドタイプで、列車の走行音などを出して遊ぶことが可能です。

E233系電車のプラレールは、2階建てグリーン車が用意されているほか、実際のJR宇都宮線の列車のように、編成の連結が可能です。

国土交通省が発表している都市鉄道の混雑率調査結果（2023年度）によると、JR宇都宮線の最混雑区間は土呂駅から大宮駅のあいだで、混雑率は116％。高崎線の130％、常磐線快速の137％、埼京線の160％、東海道線の151％、横須賀線の134％、総武線快速の148％などと比較し、低い数字になっています。

その意味では、JR宇都宮線沿線は比較的住みやすい、といえるかもしれません。

いろいろな観点があるため一概にはいえませんが、例えば久喜駅であれば、JR宇都宮線が不通になっても東武スカイツリーライン（伊勢崎線）で東京方面に行けるため、便利でしょう。久喜駅は、東京メトロ半蔵門線直通急行列車の始発駅でもありますしね。

大宮駅で氷川神社に行く、鉄道博物館へ行く、宇都宮駅で餃子を食べる、採石場跡の巨大地下空間が広がる大谷資料館に行く、西那須野駅、那須塩原駅、黒磯駅から塩原温泉、板室温泉、那須湯本温泉、那須岳方面に行く、といったところでしょうか。

東京駅、上野駅もJR宇都宮線なので、そのあたりにも観光地はいろいろありますが。